出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
佐賀県中央部にある、脊振山地(せふりさんち)南西端の山。古来農民の崇敬を集めた霊山で知られる。小城(おぎ)市、多久(たく)市、唐津(からつ)市、佐賀市にまたがる。標高1046メートル。県下では経(きょう)ヶ岳(1076メートル)、脊振山(1055メートル)に次ぐ三番目の高峰。低平な佐賀平野西部の北側に直接そそり立つ。蛇紋岩などの山頂付近はなだらかであるが、平野側の南斜面は山頂から中腹にかけ急峻(きゅうしゅん)な開析断層崖(がい)をなす。山頂には南北朝時代自刃した阿蘇惟直(あそこれなお)の供養塔などがあり、頂上から北に玄界灘(げんかいなだ)、南に雲仙(うんぜん)岳やときに阿蘇山の噴煙などが遠望できる。天山県立自然公園の中心で登山者が多く、九合目にある農民崇敬の天山神社上宮までは自動車道も通ずる。登山の古い三つの道筋には下宮三社が鎮座する。平野の人々は冬の天山颪(おろし)に震え、山頂の雲のようすで気象など判断したと伝える。山麓(さんろく)一帯にミカン園が開け、また厳木ダムや天山揚水発電所なども建設されている。
[川崎 茂]
パミールの北から北東に走り,新疆(しんきょう)中央部を横断する山系の名称。この山系の北側および山間部は草原遊牧民の世界であり,南側はオアシス農耕民の世界として対照的な様相を呈する。多くの峠があって両世界の南北交流の舞台となった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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