太宰府[市](読み)だざいふ

百科事典マイペディアの解説

太宰府[市]【だざいふ】

福岡県中西部の市。1982年市制。福岡・筑紫両平野を結ぶ谷を占める。古代に大宰府が置かれた地で,その遺跡をはじめ,国分寺跡(史跡),観世音寺太宰府天満宮など史跡名勝の多い観光地。西鉄天神大牟田線,太宰府線,九州自動車道が通じ,近年は福岡市の衛星都市として発展。筑紫女学園大学をはじめ数多くの高等教育機関がある。2005年10月に九州国立博物館が開館。29.60km2。7万482人(2010)。
→関連項目竈門神社

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世界大百科事典 第2版の解説

だざいふ【太宰府[市]】

福岡県中西部の市,1955年太宰府町が水城(みずき)村と合体,82年市制。人口6万4913(1995)。三郡(さんぐん)・脊振両山地を分け,福岡・筑紫(つくし)両平野を結ぶ二日市(ふつかいち)構造谷の要地を占める。664年(天智3)水城が築かれ,まもなく大宰府政庁那津(なのつ)から移され,平城京の約1/3規模の条坊制古代都市が建設され,政治・経済・文化の中心となった。大宰府の都府楼跡,水城跡,大野城跡,四王寺跡の各特別史跡をはじめ,国宝の梵鐘など文化財の多い観世音寺菅原道真をまつる太宰府天満宮,筑前国分寺・同瓦窯跡,刈萱(かるかや)関跡など史跡に富み,九州歴史資料館があり,国立博物館の設置も決まった。

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