安仁神社(読み)あにじんじゃ

百科事典マイペディアの解説

岡山県岡山市西大寺鎮座。旧国幣中社。安仁神を主祭神とし,相殿に稲氷命(いなひのみこと),御毛入沼命(みけいりぬのみこと)をまつる。安仁神は五瀬命(いつせのみこと)であるという。例祭は10月11日で,引き続き当屋祭が行われる。延喜式内の名神大社とされ,のち備前国二宮と称される。中世の古文書を多く社蔵する。
→関連項目西大寺

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世界大百科事典 第2版の解説

岡山市に鎮座。備前国の二宮,もと国幣中社。祭神は神武天皇の彦五瀬(ひこいつせ)命とされるが,異説も多い。吉備氏ゆかり神社と考えられ,《延喜式》では備前で唯一の名神大社とされる。中世には若干の社領もあり,〈正二位安仁大明神〉と通称された。近世,岡山藩主池田家の保護厚く,社領高は55石,池田家の祈願所となった。社殿は,1670年(寛文10)池田綱政によって再建されて以来いく度か改築されたが,いまの社殿は1885年改築のもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

岡山市東区西大寺一宮に鎮座。祭神は安仁神(あにのかみ)。「安仁」は兄の意で、吉備下道国造(きびしもつみちくにのみやつこ)の祖を兄彦命(あにひこのみこと)(稲速別命(いなはやわけのみこと))といい、その名にちなむ神名であろう。祭神を神武(じんむ)天皇の兄五瀬命(いつせのみこと)とする説もある。応神(おうじん)朝にさかのぼる古社で、『延喜式(えんぎしき)』神名帳備前(びぜん)国26座中で唯一の名神大社。のち備前国の二宮となり、近世には藩主池田氏の祈願所。旧国幣中社。例祭は10月11日。[菟田俊彦]

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精選版 日本国語大辞典の解説

岡山市西大寺一宮にある神社。旧国幣中社。神武天皇の兄、彦五瀬命(ひこいつせのみこと)ほか二柱をまつる。備前国二の宮。久方宮。

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