デジタル大辞泉 「定本」の意味・読み・例文・類語 てい‐ほん【定本】 1 異本を比較・検討して誤りや脱落などを正し、その本の最初の姿に復元するように努めた書物。「定本万葉集」2 全集などの決定版。[類語]異本・写本・類書・流布本・海賊版・底本・原本・原典・原書・テキスト・オリジナル・原作・出典・典拠・種本・抄本・校本 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「定本」の意味・読み・例文・類語 てい‐ほん【定本】 〘 名詞 〙① 多くの異本を比較検討・校正し、最も原本に近く復元したと作業者が考える本文を定めた本。〔詩経疏‐王城譜〕② 著者が手を入れた決定版。[初出の実例]「速就二定本一、手自校謄、寿二諸文梓一、以貽二同好一」(出典:語孟字義(1705)跋) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
図書館情報学用語辞典 第5版 「定本」の解説 定本 異本や原稿などを比較,照合し,十分な校訂を加えることによって,本文を最終的で信頼できる形に整え定めた図書.その著作の文献学的研究に必要な資料が脚注や欄外注などの形で付けられることが多く,これをapparatus criticusという.定本作成の拠り所となったものは底本といわれる.1人の著者の全著作についての定本は,その著者の意図したものへの最も近いアプローチを提供してくれるものとして重要である.多くの研究者による注釈や原典の異文を集めた集注版とは異なる.[参照項目] 校訂 | 底本 | 集注版 出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報 Sponserd by