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宿曜道 すくようどう

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大辞林 第三版の解説

すくようどう【宿曜道】

宿曜に関する術。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

すくようどう【宿曜道 xiù yào dào】

密教の経典《宿曜経》(唐の不空訳)にもとづく星占い。二十八宿十二宮,七曜,九曜など天体の運行を考え,生誕の日により,人間一生の運命を卜知(ぼくち)し,または日時,方角の吉凶を占察する術。仏教経典の《文殊師利菩薩(もんじゆしりぼさつ)及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経》(略して宿曜経)に説くところと,中国の道教の説が混じたものである。宿曜経は唐の不空によって,759年中国で訳出され,これが806年(大同1)に空海,847年(承和14)に円仁,858年(天安2)に円珍によって日本に伝えられた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

宿曜道
すくようどう

宿曜とは星宿(しょうしゅく)のことで、仏教の天文学。インドの天文学を母胎として唐代に完成された。早くも奈良時代に道鏡(どうきょう)がその達人であったといわれるが確証はなく、日本への伝来は平安初期に真言密教に伴うとするのが妥当である。宿曜経のほか文殊(もんじゅ)経、大集(だいじゅう)経、日蔵(にちぞう)経などを所依(しょえ)の経典とし、星を七曜、九執(しゅう)(九曜)、十二宮、二十八宿などに分かち、その運行によって人の運命の吉凶禍福を予知しようとする一種の占星(せんせい)術である。すでに中国で陰陽五行(いんようごぎょう)説の影響を受けているので陰陽道(おんみょうどう)の天文道と大差ないが、従事者はほとんど僧侶(そうりょ)で宿曜師といい、平安から中世にかけて陰陽師と区別された。最盛期は中世で、宿曜師の呪力(じゅりょく)は星の運行に働きかけて人間の運命を好転させると信じられ、俗信の有力な基盤の一つであった。[下出積與]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内の宿曜道の言及

【陰陽道】より

…とくに泰親は〈さすのみこ〉といわれ,源平興亡の激動期には政局の前途を占ってよく的中し注目された。これに対して暦道は振るわず,反面算道や宿曜道(すくようどう)が進出した。宿曜道はがんらい中国で密教の星宿信仰と陰陽道が結びついたもので,僧侶が占星術を用いて人の運勢判断などを行い,奈良朝より盛んで空海が唐より宿曜経を伝えるにおよび,南都北嶺を中心にいよいよ発展し,仁海,法蔵,浄蔵ら卜占の名手を出した。…

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