本栖湖(読み)もとすこ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

本栖湖
もとすこ

山梨県南部,富士山北西麓にある湖。富士河口湖町身延町にまたがる。富士五湖の一つ。面積 4.7km2。周囲 11km。最大水深 121.6m。湖面標高 901m。周囲を天守山地御坂山地に囲まれる。富士山の溶岩流によって形成された堰止湖で,流入・流出河川はない。五湖では最も深く,透明度も高い。冬季も結氷しない。貧栄養湖ヒメマスフナ(→フナ属),ワカサギ,ウナギなどが生息。湖畔には国民宿舎キャンプ場などがある。富士山と周辺の湖,神社などとともに,2013年世界遺産の文化遺産に登録された。

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デジタル大辞泉の解説

もとす‐こ【本栖湖】

山梨県にある富士五湖のうち、西端の湖。富士山の溶岩流による堰止(せきと)め湖。面積4.7平方キロメートル。最大深度121.6メートルで五湖中最深。湖面標高900メートル。

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百科事典マイペディアの解説

本栖湖【もとすこ】

山梨県南部,富士山北西麓にある湖。富士五湖の一つ。湖面標高900m,面積4.70km2,最深121.6m。864年,五湖ができる過程で【せ】海(せのうみ)から最初に分かれたのがこの湖とされ,冬季も結氷はまれである。湖畔に国民宿舎,キャンプ場があり,富士吉田市,富士市などからバスが通じる。2013年,富士山の構成資産として世界文化遺産に登録。
→関連項目青木ヶ原西湖

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世界大百科事典 第2版の解説

もとすこ【本栖湖】

山梨県南部,富士山北麓にある湖。富士五湖の一つで,西八代郡下部町と上九一色(かみくいしき)村にまたがる。面積5.1km2。かつての剗海(せのうみ)から富士山の溶岩流によって分離した堰止湖。湖面の標高は900mで西湖,精進湖と同じである。最大水深は122mで五湖中最も深く,湖底の水温は年間を通じ約4℃を保ち,冬季も結氷しない。流出する河川はないが,北西端から導水トンネルによって富士川支流に水を落とし発電に利用している。

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大辞林 第三版の解説

もとすこ【本栖湖】

富士五湖のうち最西端にある湖。湖面海抜900メートル。面積5.1平方キロメートル。最大深度約122メートルで五湖中最深。冬季、全面結氷はしない。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔山梨県〕本栖湖(もとすこ)


山梨県南部、富士(ふじ)山北西麓(ほくせいろく)にある堰止湖(せきとめこ)。面積4.7km2。富士五湖の西端に位置し、最大水深は121.6mあり、5湖中最深。北西部からトンネル導水路により富士川水系の反木(そろき)川沿いにある発電所に導水する。周囲には自然がよく残され、避暑・キャンプの好適地。春から秋にかけて遊覧船が運航する。北西岸からの富士山の眺望、とくに湖面に映る山容は「逆さ富士」として名高い。富士箱根伊豆(はこねいず)国立公園に属し、湖畔にキャンプ場や青少年スポーツセンターがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

本栖湖
もとすこ

山梨県南都留(みなみつる)郡富士河口湖町(ふじかわぐちこまち)と南巨摩(みなみこま)郡身延町(みのぶちょう)の境にある富士五湖の一湖。五湖のうちで最西端に位置する。標高900メートル、面積4.7平方キロメートル。最大深度は121.6メートルで五湖中で最深。透明度11.2メートル、水色は澄んだ藍(あい)色である。864年(貞観6)の富士山の噴火による溶岩で、「本栖水海」が現在の本栖湖、西(さい)湖、精進(しょうじ)湖に分離した。貧栄養湖であるが、フナ、ヤマメ、ウグイなどが釣れる。また富士宮(ふじのみや)道路(国道139号)を経由しての観光客も多くなったが、湖畔には青少年スポーツセンターなど若干の施設があるのみで、山中湖、河口湖ほどのにぎわいはなく、まだ自然が多く残っている。2013年(平成25)に本栖湖を含め富士五湖は、富士山域や周辺の神社、忍野八海(おしのはっかい)等の構成資産とともに「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産リストに登録された。[吉村 稔]

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精選版 日本国語大辞典の解説

もとす‐こ【本栖湖】

山梨県南部、富士五湖の西端にある湖。富士山の噴火による溶岩流が剗海(せのうみ)を分断してできたもので、流出入口はない。湖面標高九〇〇メートル。最大水深一二一・六メートル。面積五・一平方キロメートル。

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