物理学者。愛知県豊橋市生まれ。1951年(昭和26)東京大学理学部卒業、1955年アメリカ・ロチェスター大学大学院修了。シカゴ大学研究員を経て、1958年東京大学助教授、1970年同大教授、1987年同大名誉教授、同年東海大学教授(~1997年)。2003年(平成15)平成基礎科学財団の初代理事長に就任。1983年に建設されたカミオカンデ(岐阜県・神岡鉱山の地下1000メートルに巨大な水のタンクを備えた素粒子観測装置)を考案した。1987年カミオカンデで大マゼラン星雲の超新星爆発で放出された素粒子ニュートリノを世界で初めて観測した。1988年文化功労者、1997年(平成9)文化勲章受章。2002年、別の手法で宇宙からのニュートリノをとらえたR・デービスとともに、天体物理学とくに宇宙ニュートリノの検出における先駆的貢献によりノーベル物理学賞を受賞。また、宇宙におけるX線源を発見したR・ジャコーニも同時受賞した。なお、カミオカンデの観測はスーパーカミオカンデ(1995年完成)に後継された。
[編集部 2020年12月11日]
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