日本歴史地名大系 「平田寺」の解説
平田寺
へいでんじ
南に延びる丘陵西側の麓にある。吸江山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊は釈迦如来。平田寺草創記(平田寺文書)によれば、無学祖元の孫弟子龍峯宏雲(上杉頼重の子、足利尊氏の叔父)が開いたという。しかし「扶桑五山記」は開山を無学祖元の法嗣高峰顕日とする。開基は上杉憲藤という(相良史)。永仁四年(一二九六)五月一三日の伏見天皇綸旨(平田寺文書)の宛所に「
平田寺
へいでんじ
大雲山と号し、曹洞宗。本尊阿弥陀如来。永禄七年(一五六四)
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報