デジタル大辞泉
「見合」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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み‐あい‥あひ【見合】
- 〘 名詞 〙
- ① 互いに顔を合わせること。見かわすこと。また、見かけること。見つけること。また、「に」を伴って見つけ次第の意で副詞のように用いることもある。
- [初出の実例]「件輩劔刀者、仰二付小舎人一、随二見合一抜二取之一。可レ施二入大仏一之由」(出典:近衛家本追加‐仁治三年(1242)三月三日)
- 「相手は迯申者。見合(みアイ)に打捨てと仰せ付られ」(出典:浮世草子・男色大鑑(1687)一)
- ② 対応すること。両方がうまくつり合いを保つこと。
- ③ 結婚相手を求める男女が、紹介者などのなかだちにより相手を知るために会うこと。
- [初出の実例]「安堵して・母も寝られぬ見合の夜」(出典:雑俳・若とくさ(1790))
- ④ 囲碁で、ほぼ同等の価値の二つ(または偶数)の着点を、双方が一つ(または奇数)ずつ打ち得る状態。
み‐あわせ‥あはせ【見合】
- 〘 名詞 〙
- ① 相手と視線を合わせること。顔を見かわすこと。
- ② あれこれと比較検討すること。見くらべること。照合すること。また、そのもの。
- [初出の実例]「たかいにしふんとねのやうすおも、みあわせもあることちゃ」(出典:捷解新語(1676)四)
- 「割註を添へましたからお看合せの上おなほしながら御覧の程を願ひます」(出典:めぐりあひ(1888‐89)〈二葉亭四迷訳〉序)
- ③ 実施を中止して、しばらく様子を見ること。
- [初出の実例]「緒言などは折々見合にすべき物なり」(出典:浮世草子・元祿大平記(1702)五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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