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往生寺 おうじょうじ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

往生寺
おうじょうじ

長野市往生地にある浄土宗の寺。安楽山と号する。「苅萱(かるかや)」物語で名高い苅萱道心の永眠の地として知られる。道心は筑前(ちくぜん)国(福岡県)苅萱庄(しょう)、博多(はかた)の城主で、俗名を加藤左衛門繁氏(しげうじ)と称したが、世の無常を感じ、妻子財宝を捨て修行の旅に出る。子の石童丸(いしどうまる)は母と後を追って高野山(こうやさん)にきて、父の弟子となり往生坊道念と称した。しかし道心は石童丸と別れ、善光寺の傍らに草庵(そうあん)を建て、地蔵菩薩(じぞうぼさつ)像を安置して修行した。1214年(建保2)道心の死後、石童丸はこの草庵を訪れ、地蔵菩薩像を祀(まつ)り、この寺で没したと伝え、本堂に親子地蔵像が安置されている。[清水 乞]

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世界大百科事典内の往生寺の言及

【石童丸】より

…なお説経《苅萱》の伝承を今日まで残し,苅萱道心と石童丸の親子地蔵をまつる寺が善光寺周辺に二つある。苅萱山寂照院西光寺と苅萱堂往生寺という。西光寺の所在が妻科村石堂(現,長野市北石堂町)西光寺となっているのは,石堂に拠る聖と幼い主人公の因縁がしのばれる一つの証しである。…

※「往生寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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