②は、仁明天皇の承和元年(八三四)、空海の奏請によって始まったとされる。東寺の長者が導師となり、金剛界と胎蔵界の曼荼羅を隔年交互にかけて、天皇の御衣を加持し、護摩を焚いて修法する。現在は真言宗各大本山の長者が交替で導師をつとめる。
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…また,南都諸宗を主とし,天台,真言の古寺でも行われる悔過法要の場合は,古来の民間習俗と仏教行事が合体したという事情を反映して,荘厳(しようごん)の花や餅,呪具の牛王(ごおう)杖やケズリカケ,結界の注連縄(しめなわ)などの製作いっさいを在家が担当し,また法要の間に鉦(かね)や太鼓を打ち鳴らしたり,法要に付随する鬼追いの鬼役を勤めるなど,僧俗の協力によって行事が運営される例が多い。また特殊な例としては,真言,天台両宗でそれぞれに行う御修法(みしほ)は,天皇の御衣加持を目的とする行事であるが,この時には日を定めて勅使差遣のことがあることなども,寺事における僧俗の濃いかかわりのなごりを示す一例である。その他浄土真宗の報恩講や薬師寺の修二会で,自然発生的に,在家の聴聞者が出仕の僧侶に唱和して声明を唱えるなどは,寺事のあり方の,現代的な方向の一つを示している。…
※「御修法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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