デジタル大辞泉
「応」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
おう‐・ずる【応】
〘自サ変〙 おう・ず 〘自サ変〙
① 呼び掛けられて返事をする。応答する。
※
史記抄(1477)二〇「太史公曰唯唯否否、先づ謙して応して、さではさふへどもと云て、さでない子細を云ぞ」
② 他に伴って起こる。呼応する。
※音曲声出口伝(1419)「うたふ人もきく人も、同心一曲の感に応
ずる」
③ 祈り、
命令、要求、募集などの働きかけに対して、それに添うよう行動する。
※
今昔(1120頃か)一「五百人、〈略〉南无釈迦牟尼仏、
我等が苦を済ひ給と申す。其の時に音に応じて忽に高禅山の扶に至り給ふ」
※
太平記(14C後)一九「今度の
催促にも不
レ応
(ヲウゼズ)、都に
残留られたりけるが」
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉一七「今夜公使の招きに応じて宴に会す」
④ うまく合うように行動する。適合する。かなう。
※太平記(14C後)八「
百戦の
勇力変に応
(ヲウ)ぜしかは」
※
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二「その子の
才思に応じたる
職業に、改めしめんことを勧めければ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報