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摩耶山
まやさん
兵庫県神戸市,六甲山地中部にある山。六甲山の南西に位置し,灘区に属する。標高 702m。山頂は八州の峰と呼ばれるほど神戸市街と港の眺望がすばらしい。山名の由来は中腹にある仏母をまつる天上寺 (摩耶寺) による。天上寺付近には六甲山には珍しい原生林があり,学術研究保護林として有名。北麓に奥摩耶ドライブウェーが通り,山頂の遊園地までロープウェーとケーブルカーで結ばれている。
摩耶山
まやさん
山形県西部,朝日山地の北西端に位置する山。標高 1020m。鶴岡市南西部の新潟県境付近に位置する。山体は花崗岩質の深成岩からなるが,ところどころに粒状安山岩もみられ,一部に玄武岩が貫入する。頂上からの展望に優れる。古くから修験信仰の山で知られる。
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摩耶山【まやさん】
兵庫県神戸市灘区北部の山。標高702m。1333年赤松円心がこの山の城に立て籠って京都の北条勢と戦った摩耶合戦が知られる。六甲山地中央部,市街の背後にあり,展望がよく,特に市街の夜景が美しい。山上に天上寺や遊園地がある。ケーブルカー,ロープウェーが通じ,奥摩耶ドライブウェーで六甲山とも結ばれる。
→関連項目六甲山
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まや‐さん【摩耶山】
神戸市灘・北・中央の区境にそびえる山。六甲山地の前山をなす
孤峰で、山頂からは神戸港を一望できる。中腹に仏母摩耶をまつる忉利
(とうり)天上寺がある。標高七〇二メートル。八州嶺。
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摩耶山
(通称)
まやさん
歌舞伎・浄瑠璃の外題。- 元の外題
- 仏母摩耶山開帳
- 初演
- 元禄6.3(京・万太夫座)
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まやさん【摩耶山】
兵庫県神戸市の市街地背後にそびえる六甲山地西部の一峰。瀬戸内海国立公園に含まれる。標高699m。六甲山地のなかで展望が最も優れ,8ヵ国が見渡せるため〈八州嶺〉の名もある。とくに神戸市街の夜景が美しい。1925年にケーブルカーが七合目まで建設され,55年にはケーブル終点から山頂までをロープウェーが結んだ。ケーブル終点付近に空海ゆかりの真言宗の忉利天上(とうりてんじよう)寺があり,釈迦の生母摩耶夫人(まやぶにん)をまつることから山名がとられた。
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