新島(村)(読み)にいじま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「新島(村)」の意味・わかりやすい解説

新島(村)
にいじま

東京都大島支庁に属し、伊豆七島のうちの新島式根島(しきねじま)および付属の小島嶼(とうしょ)からなる村。1923年(大正12)村制施行し新島本村となり、1943年(昭和18)東京都に所属。1954年若郷(わかごう)村を編入。1992年(平成4)新島村に名称変更。新島空港があり、東京調布空港から定期便がある。また、東京竹芝桟橋、静岡下田港との間に船が運行。新島の西海岸に村の役場のある中心集落の本村、北端漁村の若郷がある。建築材の抗火石(こうかせき)、くさや(おもにアオムロムロアジ干物)の特産と民宿漁業、キヌサヤエンドウなどの野菜栽培がおもな収入源である。サーフィンに訪れる若者が多く、ほかに釣り、キャンプ、海水浴などができ、村営温泉ロッジがある。面積27.54平方キロメートル、人口2441(2020)。

沢田 清]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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