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月旦 ゲッタン

世界大百科事典 第2版の解説

げったん【月旦 yuè dàn】

語の本来の意味は,毎月の朔(ついたち)のこと。後漢末,汝南(河南省汝南県)の許劭が従兄の許靖と毎月朔に郷党の人物を品評,月評とよばれたことから人物批評を意味する。後漢中期より宦官一派が政権を壟断(ろうだん),儒家の士大夫から批判がおこった。この批判は高官から在野に及ぶ士大夫層の人物批評,序列づけを行い,それに基づく政府を構想する形で展開された(清議)。党錮の禁で弾圧されるが,民間に隠然たる勢力として存続,月旦評はその著名な例である。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

げったん【月旦】

月のはじめの日。ついたち。
月旦評」に同じ。 「人物-」 「之を評隲ひようしつ-する権利/社会百面相 魯庵

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

月旦
げったん

「月旦評」の略で、人物批評のこと。「月旦」は月の初め、毎月の朔日(ついたち)をいう。中国、後漢(ごかん)の許劭(きょしょう)は従兄弟(いとこ)の靖(せい)とともに、郷里の人々の人物を評するのを楽しみとし、月旦にはその主題を変えることとしていたので、以来、汝南(じょなん)の地に月旦評の風習が広まったと、『後漢書(ごかんじょ)』「許劭伝」は伝える。[田所義行]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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