デジタル大辞泉 「月輪熊」の意味・読み・例文・類語 つきのわ‐ぐま【月輪熊】 クマ科の哺乳類。体毛は黒く、胸の上部に三日月形の白斑がある。ヒマラヤ地方から中国・朝鮮半島・日本にかけて分布。ニホンツキノワグマはこの一亜種で、本州・四国の山地にすみ、樹洞や岩穴で冬ごもりをし、この間に雌は子を産む。かつては九州にも分布していたが、現在は絶滅したものとみなされている。[補説]九州での最後の捕獲記録は昭和32年(1957)のものとされる。平成24年(2012)に祖母山・傾山山系で日本クマネットワーク(JBN)が調査を行ったが、生息の痕跡等は発見されなかった。[類語]熊・白熊・北極熊・黒熊・羆ひぐま・灰色熊・洗い熊 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「月輪熊」の意味・読み・例文・類語 つきのわ‐ぐま【月輪熊】 〘 名詞 〙 クマ科の哺乳類。体長一・四~一・七メートル。体は黒く、胸に普通三日月形の顕著な白斑(はくはん)がある。ヒグマより小さく、吻(ふん)は短くて細く、目がやや前方につく。森林にすみ、雑食性で、木登りがうまい。冬は樹の穴・岩穴などで冬眠し、一~二月に一~二児を産む。日本のほか、中国・朝鮮・ヒマラヤなど東アジアに分布する。日本では、本州、四国に生息、九州は絶滅したと考えられている。胆嚢は古来から熊胆(くまのい)と称し、消化・解毒剤などの薬用として珍重された。くろくま。ひまらやぐま。にほんぐま。《 季語・冬 》[初出の実例]「しろいもの月の輪熊のよだれ掛」(出典:雑俳・媒口(1703)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
動植物名よみかた辞典 普及版 「月輪熊」の解説 月輪熊 (ツキノワグマ) 学名:Selenarctos thibetanus動物。クマ科のクマ 出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報 Sponserd by