有馬(兵庫県)(読み)ありま

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

有馬(兵庫県)
ありま

兵庫県神戸市北区の一地区。六甲(ろっこう)山地の北側にあり、古くからの温泉地として知られる。『日本書紀』には舒明(じょめい)天皇来訪の記載がある。僧行基(ぎょうき)はここに温泉寺を開いたという。1191年(建久2)には僧仁西(にんさい)が温泉を復興し、12の僧坊を建立。今日でも温泉に「中の坊」「御所の坊」などの名が付されている。豊臣(とよとみ)秀吉はたびたび湯治に訪れており、荒れていた温泉復興に力を尽くした。江戸時代には有馬千軒とよばれ、繁栄した。

[藤岡ひろ子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例