普及版 字通 「枢(漢字)」の読み・字形・画数・意味
枢
常用漢字 8画
(旧字)樞
15画
[字訓] とぼそ・くるる・かなめ
[説文解字]
[字形] 会意
旧字は樞に作り、木+區(区)(く)。區は多くの祝の器をおく秘匿のところ。そこを遮する扉を枢という。〔説文〕六上に「樞なり」とし、區声とするが、區には樞の声がなく、字は会意とみるべきである。門枢の意より、すべて運旋の軸としてはたらくものをいう。
[訓義]
1. とぼそ、くるる。
2. 動きをつかさどるもの、まんなか、もと、かなめ。
3. からくり、しかけ。
4. 木の名、やまにれ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕樞 トボソ・ホゾ・トマラ
[熟語]
枢掖▶・枢奥▶・枢轄▶・枢管▶・枢機▶・枢極▶・枢近▶・枢禁▶・枢憲▶・枢戸▶・枢衡▶・枢使▶・枢軸▶・枢省▶・枢臣▶・枢紐▶・枢庭▶・枢秘▶・枢府▶・枢柄▶・枢輔▶・枢密▶・枢務▶・枢要▶
[下接語]
運枢・機枢・極枢・近枢・鈞枢・枢・戸枢・事枢・神枢・政枢・中枢・天枢・道枢・発枢・秘枢・門枢・要枢・理枢・霊枢
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報