柳家 小さん(3代目)(読み)ヤナギヤ コサン

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「柳家 小さん(3代目)」の解説

柳家 小さん(3代目)
ヤナギヤ コサン


職業
落語家

本名
豊島 銀之助

別名
前名=柳家 燕枝,柳家 小三治

生年月日
安政4年 8月3日

出生地
江戸・小石川鷹匠町(東京都 文京区)

学歴
漢学塾,大学南校

経歴
一橋藩士の家に生まれ、16歳で家督を相続するが道楽が過ぎて勘当となる。明治15年頃常磐津の太夫から噺家に転じ、初代柳亭燕枝に入門し燕枝を名乗る。一時4代目都々逸坊扇歌門人となり都川歌太郎を名乗る。21年2代目禽語楼小さんの門に入り、柳家小三治を経て、28年3代目小さんを襲名、亭号は柳家をとどめた。「うどんや」「らくだ」「にらみ返し」など多くの上方落語を東京に移した功績は大きく、また第1次落語研究会創始者の1人として、近代東京落語の発展に貢献した。

没年月日
昭和5年 11月29日 (1930年)

伝記
落語名人伝落語文化史―笑い世界に遊ぶ 関山 和夫 著朝日新聞社 編(発行元 白水社朝日新聞社 ’92’86発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「柳家 小さん(3代目)」の解説

柳家 小さん(3代目)
ヤナギヤ コサン

明治・大正期の落語家



生年
安政4年8月3日(1857年)

没年
昭和5(1930)年11月29日

出生地
江戸・小石川鷹匠町(東京都文京区)

本名
豊島 銀之助

別名
前名=柳家 燕枝,柳家 小三治

学歴〔年〕
漢学塾,大学南校

経歴
一橋藩士の家に生まれ、16歳で家督を相続するが道楽が過ぎて勘当となる。明治15年頃常磐津の太夫から噺家に転じ、初代柳亭燕枝に入門し燕枝を名のる。一時4代目都々逸坊扇歌門人となり都川歌太郎を名のる。21年2代目禽語楼小さんの門に入り、柳家小三治を経て、28年3代目小さんを襲名、亭号は柳家をとどめた。「うどんや」「らくだ」「にらみ返し」など多くの上方落語を東京に移した功績は大きく、また第1次落語研究会創始者の1人として、近代東京落語の発展に貢献した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「柳家 小さん(3代目)」の解説

柳家 小さん(3代目) (やなぎや こさん)

生年月日:1857年8月3日
明治時代;大正時代の落語家
1930年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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