自然体(読み)シゼンタイ

デジタル大辞泉 「自然体」の意味・読み・例文・類語

しぜん‐たい【自然体】

剣道などで、両足をわずかに前後または左右に開き、無理のない形で立った姿勢。
気負いのない、自然な態度
[類語]悠長悠然悠悠悠揚浩然どっしり気長伸び伸び伸びやかのどかのんびり屈託無い心静か穏やか温和物静かおとなしやか安らか安穏のんどり内気弱気引っ込み思案気弱内弁慶陰弁慶臆病大人しいこわがり小心小胆怯懦きょうだ怯弱きょうじゃく意気地なし小心翼翼弱腰薄弱惰弱柔弱軟弱優柔不断やわやわ弱弱しい女女しい弱音を吐く・音を上げる悲鳴を上げる・気が弱い腰が弱い煮え切らない肝が小さい・肝っ玉が小さい・温順柔順従順温柔温良順良素直控えめ優しい内向的人見知りしんねりむっつりシャイしなやかしとやかなよやかなよなよしっとり物柔らか静静しずしずソフトおっとり婉然えんぜんしおらしい閑語たおやかナイーブ心優しい柔和温雅鷹揚おうよう静心しずこころ従容しょうよう悠悠閑閑おおどかつつましい奥ゆかしい泰然自若平静冷静しみじみしっぽりしんみり静まる温顔温容春風駘蕩たいとう穏便粛粛静謐せいひつ静粛

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「自然体」の意味・読み・例文・類語

しぜん‐たい【自然体】

  1. 〘 名詞 〙 体または心がありのままの状態でいること。また、特に柔道で、きわめて自然に柔らかに立った構えをいう。しぜんてい。
    1. [初出の実例]「小努力の痕跡を、もう一度逆の方向に払拭して自然体となり」(出典:欣求浄土(1968)〈藤枝静男〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の自然体の言及

【柔道】より

…柔道は〈礼に始まり礼に終わる〉といって礼法をたいせつにするが,礼法には立礼と座礼がある。姿勢は攻撃防御に一番適した姿勢を良しとし,柔道では自然体を基本としている。自然体には自然本体,右自然体,左自然体がある。…

※「自然体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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