永光寺(読み)ヨウコウジ

百科事典マイペディアの解説

永光寺【ようこうじ】

石川県羽咋(はくい)市にある曹洞宗の寺。本尊釈迦如来。羽咋郡の地頭酒匂頼親(さこうよりちか)の娘祖忍(そにん)が瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)に帰依し,紹瑾を開山として草創。1319年紹瑾は自身の塔頭所とすること,永久に門流が崇敬すべきことなどを定めた置文重要文化財)を作成している。1468年焼失,再建後に土御門(つちみかど)天皇から勅願寺とする綸旨を得ている。紹瑾の文書と木印印文,瑩山)は重要文化財。

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世界大百科事典内の永光寺の言及

【紹瑾】より

…のち北陸に帰り,加賀大乗寺の徹通義介(てつつうぎかい)の弟子となり,修行を重ねた。その後,阿波城満寺や加賀浄住寺を開き,1313年(正和2)には能登羽咋郡酒井保の地頭滋野(しげの)信直・祖忍尼夫妻の援助をえて永光寺(ようこうじ),21年(元亨1)には定賢律師の帰依により同国櫛比荘に総持寺(1907年に横浜市鶴見に移転)を開山している。紹瑾は宗祖道元が否定的であった密教的な要素を取り入れ,祈禱を行い,武士や民衆の要求にこたえうる禅風を打ち出し,明峰素哲(めいほうそてつ),峨山韶碩(がさんじようせき)(総持寺2世)などの弟子を養育して同宗発展の基礎を築いた。…

※「永光寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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