江西[省](読み)こうせい

百科事典マイペディア 「江西[省]」の意味・わかりやすい解説

江西[省]【こうせい】

中国,長江中流の省。簡称は【かん】。省都は南昌。北に長江を控え,東・南・西の三方は山に囲まれ,中央を【かん】江が北流して【は】陽湖(はようこ)に入る。気候は高温多雨。交通は長江・【は】陽湖の水運と浙【かん】(せっかん)・南潯(なんじん)鉄路によって行われ,公路も比較的発達している。水稲耕地の70%を占め,【は】陽湖周辺)・綿花(北部)・茶(北部)・麻・タバコなどを産し,木材も豊富である(南部)。タングステン鉱の産出(南部)は世界的で,石炭萍郷(ひょうきょう)など),鉄などの産出もある。機械・紡織・化学・製紙工業などが発展途上にあり(南昌,九江【かん】州など),景徳鎮窯業は世界的に有名。中国共産党の初期の革命根拠地井岡山瑞金本省にある。16万6900km2。4804万人(2014)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android