泣暮・鳴暮(読み)なきくらす

精選版 日本国語大辞典 「泣暮・鳴暮」の意味・読み・例文・類語

なき‐くら・す【泣暮・鳴暮】

〘他サ四〙
① (泣暮) 一日中泣いてくらす。泣いて日々を過ごす。
源氏(1001‐14頃)薄雲「御念誦堂に籠り居給て、日一日なきくらし給」
② (鳴暮) 鳥、獣、虫などが一日中鳴きとおす。
※班子女王歌合(893頃)「かりそめの身やたのまれぬ夏の日をなど空蝉のなきくらしつる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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