浅浅(読み)アサアサ

デジタル大辞泉の解説

あさ‐あさ【浅浅】

[副]
色などが薄いさま。うっすら。
「―と萌初(もえそ)めた麦畠は」〈藤村破戒
考えが浅いさま。軽々しいさま。
「気軽な男の、気も―に連れ添へば」〈浄・栬狩剣本地〉

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大辞林 第三版の解説

あさあさ【浅浅】

( 副 )
浅いさま。うっすらとしたさま。 「 -と萌初もえそめた麦畠は/破戒 藤村
軽く考えるさま。 「父の詠をだにも-と思ひたりし上は/後鳥羽院御口伝」
( 名 )
〔女房詞〕 浅漬けの漬物。 「なかはしより-まゐる/御湯殿上 天正一四

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精選版 日本国語大辞典の解説

あさ‐あさ【浅浅】

[1] 〘副〙 (多く「と」を伴って用いる。「に」を伴うこともある) あっさりとして、軽やかなさま。人の動作や性格などから事物の色、味、状態などにまでわたって広くいう。
※後鳥羽院御口伝(1212‐27頃)「定家は、さうなき物なり。さしも殊勝なりし父の詠をだにも、あさあさと思ひたりし上は、まして余人の哥、沙汰にも及ばず」
[2] 〘名〙 浅漬けの香の物をいう女房詞
※言継卿記‐天文二年(1533)一二月一二日「今晩一桶両種〈鮒すし浅々〉土器物禁裏へ進上候了」

あさあさ‐し・い【浅浅】

〘形口〙 あさあさし 〘形シク〙 考えが浅い。軽々しい。
古今著聞集(1254)一五「なにのいみじき事とても、あさあさしく散りぬれば、念なかりぬべし」

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