痛快(読み)ツウカイ

デジタル大辞泉 「痛快」の意味・読み・例文・類語

つう‐かい〔‐クワイ〕【痛快】

[名・形動]たまらなく愉快なこと。胸がすくようで、非常に気持ちがよいこと。また、そのさま。「この上なく痛快な気分」「痛快な逆転ホームラン」
[派生]つうかいさ[名]
[類語]面白い愉快おかしい滑稽ひょうきんコミカル気持ちよい快い快感快楽心地よい小気味よい爽快壮快快適カンファタブルすがすがしいさわやか清新清爽晴れやか晴れ晴れさっぱり楽しいうはうはほくほく笑いが止まらない嬉しい喜ばしい欣快きんかい嬉嬉きき欣欣きんきん欣然きんぜん満悦御機嫌朗らか明朗陽気明るい気さく快活楽天的上機嫌晴れ晴れしいぴちぴち生き生き活発からり根明ねあか心が躍る心が弾む心を躍らせる満足充足飽満自足自得会心自己満足本望満ち足りる心行く堪能満喫安住安んずる甘んずる十分十全喜び結構喜悦有頂天納得慊焉けんえん三平思わしいおんの字足りる足る舞い上がる満たす気を良くする溜飲りゅういんを下げる言うことなし気に意に適ううきうきわくわくいそいそぞくぞく

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精選版 日本国語大辞典 「痛快」の意味・読み・例文・類語

つう‐かい‥クヮイ【痛快】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 気持が晴れて大変愉快なこと。また、そのさま。現在では、胸のすくようなことを見聞したり行なったりして、非常に気持がいいさまにいう。
    1. [初出の実例]「凡て士を使こと、己の痛快(ツウクイ)のごとくす」(出典信長記(1622)一下)
    2. 「漆桶を抜くが如く痛快なる悟りを得て」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四)
    3. [その他の文献]〔読書譜‐総論〕

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普及版 字通 「痛快」の読み・字形・画数・意味

【痛快】つうかい(くわい)

心がさわやか。快い。〔法書要録、一〕(宋の羊欣、古来能書の人名を采る)の人皇象、(書)を能くす。世に沈着痛快とす。

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