晴れやか(読み)ハレヤカ

デジタル大辞泉 「晴れやか」の意味・読み・例文・類語

はれ‐やか【晴れやか】

[形動][文][ナリ]
空が晴れ渡っているさま。「晴れやかに澄んだ秋の気」
心にわだかまりなどがなく、すっきりとして明るいさま。「晴れやかな顔つき」
はなやかなさま。「晴れやかに装う」「晴れやかパーティー
[派生]はれやかさ[名]
[類語](1晴朗晴れ晴れうららかうらうらのどか好天晴天春風駘蕩しゅんぷうたいとう明るい/(2気持ちよい快い快感快楽心地よい痛快小気味よい爽快壮快快適カンファタブルすがすがしいさわやか清新清爽晴れ晴れさっぱり楽しいうはうはほくほく笑いが止まらない嬉しい喜ばしい欣快きんかい愉快嬉嬉きき欣欣きんきん欣然きんぜん満悦御機嫌朗らか明朗陽気明るい気さく快活楽天的上機嫌晴れ晴れしいぴちぴち生き生き活発からり根明ねあか心が躍る心が弾む心を躍らせる

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精選版 日本国語大辞典 「晴れやか」の意味・読み・例文・類語

はれ‐やか【晴やか】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「やか」は接尾語 )
  2. 晴れわたっているさま。
    1. [初出の実例]「闇の夜もはれやかなれや垣ほなる卯花月のてるにまかせて」(出典:桜井基佐集(1509頃)夏)
  3. わだかまりがとれて心がはればれとして明るいさま。
    1. [初出の実例]「やがてはれやかになり候はば、御恨みもあるまじく存じ参らせ候」(出典:浮世草子・新薄雪物語(1716)三)
  4. すっきりしているさま。
    1. [初出の実例]「みにくくなどはあらで、いと様異に、あざやかに気高く、はれやかなるさまぞあたらしき」(出典:堤中納言物語(11C中‐13C頃)虫めづる姫君)
  5. にぎやかではなばなしいさま。はなやか。
    1. [初出の実例]「其夜は久しぶりで二階の灯も下の灯も曠(ハレヤ)かに」(出典多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)

晴れやかの派生語

はれやか‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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