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渡し わたし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

渡し
わたし

川や海を渡過すること,または渡過する場所。渡過の方法によって徒 (かち) 渡り,渡り,綱渡り,駕籠渡りなどがある。元来は浅瀬を歩く徒渡りであったが,大化改新 (645) 以来,徒渡りの困難な場所には船と船子をおくことを定めた。江戸時代になって,幕府がさらに渡しの制度を整備し,定 (じょう) 船場を指定し,定渡船には高札を与え,渡銭や渡子についても規定したが,この制度化は警備の目的も兼ねるものであった。 (→川越 )

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デジタル大辞泉の解説

わたし【渡し】

物などを人に渡すこと。「店頭渡し」「手渡し
人や貨物を舟で向こう岸に渡すこと。また、その舟や、舟の着く場所。
船から岸や他の船に渡るためにかけた板。わたりいた。あゆみいた。
直径。差し渡し。「渡し八寸の丸太

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世界大百科事典 第2版の解説

わたし【渡し】

一般に,海峡や河川などで人馬や荷物を船で対岸に渡すこと,またその場所をいう。
【日本】
 渡河地点は,川幅の狭くなる所のすぐ上,九州では〈ツル〉,東国では〈トロ〉などといわれる緩流の場所が選ばれた(これに対し,徒渉(かちわたり)の場合は,川幅の広い浅瀬が選ばれる)。渡船は,多く喫水の浅い艜船(ひらたぶね)で,最初は水流に逆らって斜め上流にこぎ出し,川中で方向を転換して向う岸へ斜めに船を流す。ただし小河川では,流れに直角に引き渡した綱をたぐって船を渡す場合もある。

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大辞林 第三版の解説

わたし【渡し】

船で人を対岸に運ぶこと。また、その船。また、その船の着くところ。
物と物とにかけ渡す板など。
直径。さしわたし。 「 -二尺の、縁を択んで/虞美人草 漱石

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