焼付け(読み)ヤキツケ

  • 付け
  • 焼付け printing

世界大百科事典 第2版の解説

一般に写真のネガ像を使って陽画(ポジ像)を作る目的でポジ用感光材料に露光を与える操作をいう。写真撮影では通常,フィルム上にネガ像が形成されるため,被写体明暗調子が同じポジ像を作るにはそのネガ像を印画紙に密着して露光し,現像処理を経てポジ像を作る。このような密着焼付けによって得たポジ像はネガ像と同じ寸法に仕上げられる。小型カメラで撮影して得るネガ像は一般に引伸機によって印画紙上に画像を拡大(これを引伸しenlargementという)して焼き付け,現像処理によって所望の大きさのポジ像を作る。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

写真用語。原板(焼付けのもとになる画像を記録しているフィルムなど)からプリントするには、原板と同一サイズのものが得られる密着焼付けと、引伸し焼付け(拡大焼付けを含む)の二つの方法があるが、一般には前者をいう。密着焼付けには、引伸し機の投影面に印画紙などを置き、その上にネガなどを並べてガラスで押さえたのち(市販のコンタクトプリンターを使用するのが便利)、光源を点滅して適当な露光を与え現像処理を行う。この方法で得たものを俗に棒焼きまたはべた焼きと称している。なお現在、専門家以外には使われなくなったが、密着焼付け機(プリンター)という専用機もある。

[伊藤詩唱]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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