熱海[市](読み)あたみ

百科事典マイペディアの解説

熱海[市]【あたみ】

静岡県東部,伊豆半島の基部東岸にある市。沖の初島を含む。1937年市制。相模灘に臨む中心市街は日本最大の温泉都市で,1950年国際温泉文化都市に指定された。熱海温泉(弱食塩泉,石膏泉など,50℃)は数百の泉源を有し,旅館,別荘,保養所が集中して大温泉街を形成する。東海道新幹線・本線が通じ,伊東線が分岐,伊豆スカイラインへも連絡する伊豆観光の基地でもある。《金色夜叉》にちなむお宮の松,約750本ある梅園,約2kmの断崖が続く錦ヶ浦,十国峠のほかに伊豆山網代(あじろ),多賀などの温泉がある。61.78km2。3万9611人(2010)。
→関連項目走湯山

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世界大百科事典 第2版の解説

あたみ【熱海[市]】

静岡県東端,伊豆半島北東岸の市。1937年熱海町が多賀村と合体して市制。57年網代(あじろ)町を編入して現在の熱海市となった。人口4万5610(1995)。市域の主要な集落は,熱海,伊豆山,泉(伊豆湯ヶ原),多賀,網代などからなり,網代は近世には伊豆の産物の積出港として,また大坂から江戸への廻船の重要な港として栄えた。東は相模灘に面し,北から南にかけては,かつての多賀(熱海)火山の火口壁をなす山々に囲まれ,現在の市街地はかつての火口付近と考えられる所に位置している。

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