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走湯山 そうとうざん

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百科事典マイペディアの解説

走湯山【そうとうざん】

静岡県熱海伊豆山(いずさん)に鎮座する伊豆山神社の古名。伊豆山神社は伊豆山権現(ごんげん)・走湯(はしりゆ)権現ともいう。熱海温泉守護神といわれ,《延喜式(えんぎしき)》神名(じんみょう)帳にみえる火牟須比命(ほむすびのみこと)神社を当社に比定する説がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

そうとうざん【走湯山】

静岡県熱海市伊豆山に鎮座する伊豆山神社の古名に由来する名称で,伊豆山神社は伊豆山権現,走湯権現,略して走湯山ともいった。真言宗般若院は同社の別当寺である。同神社の在所伊豆山は中世以来社領で,近世になると賀茂郡伊豆山村が成立する。祭神は火牟須比(ほむすび)命とも伊邪那岐(いざなき)命,伊邪那美(いざなみ)命ともいわれ,《増訂豆州志稿》は《延喜式》にいう火牟須比命神社に比定している。同社はもと日金山(十国峠)に鎮座し(日金とは火之峯(ほがね),許々比乃森(ここひのもり)といい,火神を意味する),のち社を移して日金山を本宮,遷社地を中宮とし,再度移して現在の社を新宮と称し,このときから伊豆山権現,走湯権現と呼ぶようになったという。

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世界大百科事典内の走湯山の言及

【熱海[市]】より

…尾崎紅葉の《金色夜叉》にちなんだお宮の松,坪内逍遥の双柿(そうし)舎,錦ヶ浦,梅園,伊豆山神社などがあり,伝統工業としては樟(くすのき)細工が知られる。【塩川 亮】
[歴史]
 《和名抄》には〈田方郡直見郷〉とみえるが,古代より走湯(はしりゆ),大湯の温泉湧出地として知られ,伊豆走湯山(そうとうさん)など,信仰の地ともされた。源頼朝との因縁も深く,1213年(建保1)北条泰時は,阿多美郷を走湯山に寄進した。…

※「走湯山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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