
康の〔養生論〕「旦(あした)に
するも瞑らず」は睡眠の意である。
▶・眠息▶・眠夢▶・眠輿▶・眠鷺▶・眠眩▶
眠・仮眠・快眠・鶴眠・甘眠・寒眠・間眠・
眠・求眠・驚眠・午眠・高眠・坐眠・催眠・嗜眠・愁眠・熟眠・春眠・初眠・小眠・宵眠・新眠・睡眠・
眠・多眠・惰眠・昼眠・長眠・偸眠・貪眠・半眠・不眠・幽眠・懶眠・鷺眠出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
カイコの幼虫が摂食を停止して静止している状態をいう。カイコの幼虫は1か月足らずの間、クワを食べて脱皮を繰り返すが、眠に近づくと摂食量が少なくなり、脱皮の前にはクワを食べるのをやめて眠の状態に入り、新しい外皮などの形成をして脱皮のための準備をする。普通、飼育されているカイコの品種は4回の眠を行う。眠はおよそ24時間続き、四眠がもっとも長い。眠によって一齢から五齢までの発育段階に分けられる。眠が3回または5回のものもある。眠の回数は遺伝が関係しているが、環境条件にも左右され、低温や光の明条件、良好な栄養条件下のほうが三眠になりやすい。眠についている間は運動を停止しているために硬化病などにかかりやすい。これを防ぐため、糞(ふん)やクワの食い残しを取り除いたりするが、これを除沙(じょさ)という。
[小野山敬一]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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…昆虫の幼虫が脱皮のために静止する状態を眠といい,幼虫期間になん回眠につくか(脱皮するか)という性質を眠性という。元来はカイコが脱皮の前に少量吐糸し体を固着させ,あたかも眠っているような状態になることからこう呼ばれたが,現在では昆虫一般にも使われることがある。…
※「眠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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