(読み)ホウ

デジタル大辞泉 「砲」の意味・読み・例文・類語

ほう【砲】[漢字項目]

常用漢字] [音]ホウハウ)(漢)
弾丸をはじき出す仕掛けの武器。つつ。おおづつ。「砲火砲丸砲撃砲術砲弾火砲艦砲空砲号砲山砲主砲銃砲祝砲大砲弔砲鉄砲礼砲

ほう〔ハウ〕【砲】

大砲。大筒おおづつ。火砲。「五門が火を噴く」
野球で、強打者。また、本塁打のこと。「アベック

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精選版 日本国語大辞典 「砲」の意味・読み・例文・類語

ほうハウ【砲】

  1. 〘 名詞 〙 おおづつ。大砲。火砲。
    1. [初出の実例]「船の双方より敵に向て炮を打掛け」(出典:海外新聞別集(1862)中)

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普及版 字通 「砲」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 10画

(旧字)
10画

(異体字)
21画

[字音] ホウ(ハウ)・ハク
[字訓] おおづつ

[字形] 形声
声符は(包)(ほう)。字はまたに作り、駮(はく)声。は機石、のち大砲の意に用いる。〔後漢書、袁紹伝上〕に、曹操霹靂(へきれき)車を以て石を飛ばし、袁紹の高櫓を破壊した話がみえる。火砲は南宋・金・元の際に作られ、はじめ霹靂砲といった。霹靂は雷の炸裂する音の形容語。砲も、もと擬声語である。

[訓義]
1. いしはじき。
2. おおづつ、大砲。
3. おと、炸裂する音。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 イシ

[熟語]
砲煙砲架・砲火砲竿・砲丸・砲座・砲車・砲手・砲身砲声・砲石・砲戦・砲台砲門砲塁
[下接語]
遠砲・火砲・臼砲巨砲・空砲・号砲・車砲・重砲・銃砲・大砲・鉄砲・発砲野砲・礼砲

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