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称制(読み)ショウセイ

百科事典マイペディアの解説

称制【しょうせい】

元来は中国で天子が幼少のとき皇太后(こうたいごう)が代わって政治を行うことをさした。日本では先帝死去の後,即位式を行っていない新帝あるいは皇族が執政することをいい,清寧(せいねい)の死後に姉が,斉明の死後に中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)(天智天皇)が,天武の死後に皇后(持統天皇)が称制した。

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうせい【称制】

天皇の在位しないとき,皇族が天皇に代わって政治を執ることをいう。古来,称制の事例は,清寧天皇没後に億計(おけ)(仁賢天皇),弘計(おけ)(顕宗天皇)両皇子が互いに辞譲して皇位につかなかった間,姉の飯豊青(いいとよあお)皇女が政務を執ったのを初例とし,ついで斉明天皇の没後,皇太子中大兄皇子が3年間称制した例,天武天皇の没後,皇后鸕野讃良(うののさらら)媛(持統天皇)が同じく3年間政務を執った例の3例がある。

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大辞林 第三版の解説

しょうせい【称制】

中国で、幼少の天子に代わって皇太后が国政をとること。
日本では天皇の死後、皇太子または皇后が即位せずに政務をつかさどること。

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世界大百科事典内の称制の言及

【皇位継承】より

…また鎌倉時代以後は,皇嗣の選定について朝廷と幕府の間の交渉に日時を要した場合も数例ある。なお斉明の皇太子中大兄(天智天皇),天武の皇后鸕野讃良(持統天皇)は,天皇没後,皇位につかずに数年にわたり執政したが,これを〈称制(しようせい)〉といった。81代安徳が平氏に擁されて西海に幸した後,京都において後鳥羽が践祚し,1年余にわたって2人の天皇が存立し,また96代後醍醐の譲位否認のもとで光厳が践祚し,爾後50余年にわたって南北両朝が併存対立した。…

※「称制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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