デジタル大辞泉
「空豆」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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そら‐まめ【空豆・蚕豆】
- 〘 名詞 〙
- ① マメ科の一年草、または越年草。原産は北部アフリカおよび南西アジアとされている。ヨーロッパには有史以前に伝わり、今では世界各地で栽培されている。日本へは一七世紀頃中国を経て渡来したと思われる。高さ四〇~八〇センチメートル。茎は中空で四稜(りょう)がある。葉は偶数羽状複葉で一~三対の小葉からなる。春、葉腋(ようえき)にきわめて短い総状花序を出し、二~四個の蝶形花をつける。花は大きく、白または淡紫色で、紫墨色の大きな斑を持つ。莢(さや)は長楕円形、空に向かって直立するのでこの名がある。三~五個の種子を含み、熟すと黒変する。種子は楕円形で扁平、へそが長い。未熟の種子は煮て食べ、よく熟した種子は、いり豆、甘納豆、煮豆、餡(あん)や味噌(みそ)・醤油(しょうゆ)などの原料とする。茎・葉は家畜の飼料や緑肥になる。漢名、蚕豆・南豆。とうまめ。やまとまめ。しがつまめ。野良豆。《 季語・夏 》 〔羅葡日辞書(1595)〕
- ② 若い女の陰部をたとえていう。
- [初出の実例]「それはそれ空豆殿と云ふたのが」(出典:雑俳・登梯子(1705))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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空豆 (ソラマメ)
学名:Vicia faba
植物。マメ科の越年草,園芸植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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