群落(植物)(読み)ぐんらく

百科事典マイペディア 「群落(植物)」の意味・わかりやすい解説

群落(植物)【ぐんらく】

植物群落とも。集まって生育し,一つの独立性をもつ植物集団。1種の植物がつくる場合(純群落)と多種にわたる場合があり,その大きさは多様。植生と同義語に使われることもある。群落を構成する種類組成,種間の量的関係,分散様式などで類型に分けたり,群落の外観や環境で分類する。前者基本単位群集後者を群系という。群落内の植物は相互に密接な関連をもつことが多い。群落の構成種や構造は時間とともに変化し,普通,より安定な状態に変化する。この変化を遷移という。

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