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膀胱結石 ぼうこうけっせき urinary bladder stone

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

膀胱結石
ぼうこうけっせき
urinary bladder stone

膀胱内にある尿路結石をいう。膀胱内で発生する場合 (原発性) もまれにあるが,腎臓結石が膀胱に落ちた場合 (続発性) とか,腎臓結石が膀胱内で成長した場合のほうが多い。膀胱炎を併発しやすく,頻尿,排尿痛があり,結石のために排尿困難をきたす。

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デジタル大辞泉の解説

ぼうこう‐けっせき〔バウクワウ‐〕【××胱結石】

膀胱内にみられる結石。腎結石が流れてきて尿道から排出されないものも含まれる。排尿痛や血尿がみられ、排尿がとぎれたりする。

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百科事典マイペディアの解説

膀胱結石【ぼうこうけっせき】

膀胱内に生ずる結石。膀胱で形成される場合もあるが,多くは腎臓など上部尿道からの落下による。頻尿(ひんにょう),血尿,また多くの場合細菌感染を伴うため膿尿などの症状がある。
→関連項目尿石

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家庭医学館の解説

ぼうこうけっせき【膀胱結石 Vesical Calculus】

[どんな病気か]
 腎臓(じんぞう)や尿管(にょうかん)の結石が膀胱(ぼうこう)に下降したものと、膀胱内でできたものに分けられます。
 尿道(にょうどう)は尿管よりも広いので、尿管を通って膀胱にきた結石は、ほとんど尿道から体外に排出されます。したがって膀胱に結石がとどまっているときは、前立腺肥大症(ぜんりつせんひだいしょう)(「前立腺肥大症」)、尿道狭窄(きょうさく)(「尿道狭窄」)など下部尿路の通過障害をおこす病気や、膀胱憩室(ぼうこうけいしつ)(尿路憩室(「尿路憩室」))、神経因性膀胱(しんけいいんせいぼうこう)(「神経因性膀胱」)、膀胱異物(「膀胱異物/尿道異物」)などがある可能性があります。
[症状]
 結石があること、また合併する膀胱炎によって、頻尿(ひんにょう)や排尿痛、血尿などの症状がみられます。
 膀胱結石特有の症状としては、排尿しているときに突然尿線がとぎれる二段排尿という症状がおこる場合もあります。
 これらの症状と、腹部X線撮影、膀胱内視鏡検査によって診断は容易です。内視鏡検査をすれば、下部尿路(膀胱や尿道)に病気があるのかどうかも、だいたいわかります。
[治療]
 結石の大きさと数によって治療方法が異なります。
 結石が比較的小さく、数個以内の場合は、内視鏡を尿道から膀胱に入れ、結石を細かく砕いて取り出します。
 結石を砕く方法には、電気水圧、レーザー、超音波などいろいろありますが、内視鏡につけた専用の鉗子(かんし)で砕くのが簡単です。結石が大きかったり、内視鏡による破砕ができないとか、結石の数が多いという場合には、下腹部を切開して手術で取り出します。
 膀胱に結石がとどまっている場合、膀胱、前立腺や尿道に別の病気が合併することが多いので、それらの病気の治療も合わせて行なわれます。

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世界大百科事典 第2版の解説

ぼうこうけっせき【膀胱結石 bladder stone】

膀胱内に生ずる結石で,尿路結石の一つ。大部分の結石は腎臓で形成され,これが尿管を通って膀胱に落下したものである。前立腺肥大症や尿道狭窄のような尿道の通過障害がないかぎり,このような膀胱結石は速やかに尿とともに排出され,長期間膀胱内にとどまることはまれである。一方,膀胱内で形成される結石は,上記のような尿道の通過障害による膀胱内の尿停滞や,膀胱内の異物(自慰の目的で挿入されたものや,骨盤内手術の縫合用絹糸など)が原因となる。

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大辞林 第三版の解説

ぼうこうけっせき【膀胱結石】

膀胱内にある結石。大部分は腎・尿管の結石が膀胱に落下して大きくなったものであるが、まれに原発する。膀胱痛や排尿障害、血尿などがみられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

膀胱結石
ぼうこうけっせき

膀胱内にみられる結石。原発性の膀胱結石は日本ではまれにしかみられないが、東南アジアではいまでも局地的に発生している。子供に多く、低タンパク、低リン性の食餌(しょくじ)と慢性の下痢による脱水症が原因と考えられている。大部分は続発性である。腎(じん)結石が尿管を通過して膀胱内に落下しても、すぐに尿道を経て外へ出てしまい、それが膀胱内にとどまることはめったにない。もっとも多いのは前立腺(せん)肥大症や神経因性膀胱などがあって排尿力が弱く、膀胱内につねに尿が残るようになり、そこへ細菌感染を合併してできる結石である。膀胱憩室があるとやはり残尿を生じ、憩室内結石ができやすくなる。また、外部から挿入された膀胱内異物は結石の核となりうる。
 症状としては尿線(排尿中の尿の流線)が排尿途中で突然止まってしまい、同時に亀頭部に放散痛を感ずることが多い。X線撮影または膀胱鏡により診断は容易である。小・中結石は膀胱砕石器、超音波、衝撃波などで細かく砕いて洗い出すが、巨大結石や憩室内の結石は膀胱を切開して取り出す。カルシウム含有結石は、クエン酸を主体にした特殊な薬液で溶解することも可能である。いずれにしても、原因疾患も同時に治療する必要がある。[松下一男]

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