出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
日本・中国画の画題で、中国の故事を扱ったもの。中国六朝(りくちょう)の東晋(とうしん)に、景勝地また仏教の霊場として名高い江西省廬山(ろざん)に慧遠(えおん)(334―416)という学僧がおり、白蓮社(びゃくれんしゃ)を結成、西方往生を期し、30年の間、山を出なかった。ある日、陶淵明(とうえんめい)と陸修静の両人が彼を訪ねて清談し、両人の帰る際、慧遠は送りに出たが、話が尽きず、いつもは虎渓に架かる石橋を出たことがないのに、気づいたときには、虎渓を数百歩も過ぎていたので、3人は手を打って大いに笑ったという。この禅味のこもった題材は、日本では禅宗が広まってから水墨画に好んで描かれるようになり、雪舟、曽我直庵(そがちょくあん)、狩野山楽(かのうさんらく)、池大雅(いけのたいが)の作品がある。
[永井信一]
中国,廬山の東林寺に住していた晋の慧遠(えおん)法師が安居禁足の誓いをたて虎渓を渡らずにいたところ,ある日,陶潜(淵明),陸修静の2人を送りながら,知らぬまに虎渓を渡ってしまったことに気づき,3人で大笑したという故事。東洋画の画題としてとりあげられることが多く,中国では宋以降禅宗系の絵画に,日本では室町以降漢画系の絵画に,その作例を残している。
執筆者:戸田 禎佑
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新