(読み)ロク

デジタル大辞泉 「録」の意味・読み・例文・類語

ろく【録】[漢字項目]

[音]ロク(呉) [訓]さかん とる
学習漢字]4年
書きしるす。しるす。「記録載録採録収録詳録追録筆録
書きしるしたもの。「語録実録図録登録秘録付録目録議事録備忘録
うつしとって保存する。「録音録画
[名のり]とし・ふみ
難読型録カタログ

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精選版 日本国語大辞典 「録」の意味・読み・例文・類語

ろく【録】

  1. 〘 名詞 〙 書きしるしたもの。かきもの。
    1. [初出の実例]「かの因縁、すなはち伝・広・続・普灯等の録につらなれり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)伝衣)

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普及版 字通 「録」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 16画

(旧字)
人名用漢字 16画

[字音] ロク
[字訓] しるす・うつす・かく

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(ろく)。〔説文十四上に「金の色なり」とするのは、(緑)(りよく)の声義を承け、青黄の間の色と解するものである。〔子、性悪〕に、「桓(そう)、王の」とあるのは剣の名。剣の色によって名を得ている。金属性の光を録録歴録陸離のようにいう。刻鑿(こくさく)の器、刻鑿して銘を勒(ろく)することをといい、転じてひろく文籍に記録する意となる。記録の職を録事という。

[訓義]
1. しるす、ほりつける。
2. かく、かきつける、うつす。
3. とる、とりあげる、そなえる、ならべる、しらべる。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 加須加比(かすがひ)〔名義抄 シルシ・シルス・ツブサニ・サビタリ 〔立〕 シルス・サビタリ・ミガク・カスガヒ・ツカサドル

[熟語]
録案・録事・録囚・録書・録送・録続・録治録牒・録図録畢・録問・録用・録録
[下接語]
記録・鬼録・語録・再録・採録・載録・雑録・纂録・史録・私録・自録・実録・手録・収録・集録・輯録・抄録・詳録・世録・録・選録・総録・存録・大録・著録・追録・摘録・典録・図録・登録・謄録・日録・班録・筆録・付録・撫録・別録・簿録・褒録・漫録・目録・余録・要録

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