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除斥期間 じょせききかん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

除斥期間
じょせききかん

一定期間権利を行使しないことにより,その権利を失うことになる期間をいう。たとえば,売買された物に隠れた欠陥があったときは,買主はその欠陥発生のときから起算して1年以内は解除権などを行使できる (売主の瑕疵担保責任) が,この1年内が除斥期間であり,それをすぎると解除権は消滅したことになる (民法 570,566) 。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

除斥期間

行使をしないと法律上の権利が消滅する期間のこと。法律で明文化されてはいないが、民法の条文を解釈した判例が根拠となっている。不法行為に対する損害賠償の請求権の場合は20年。時効と異なり、当事者の事情と関係なく進み、中断することはないとされる。

(2013-04-17 朝日新聞 朝刊 北海道総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

じょせき‐きかん〔ヂヨセキ‐〕【除斥期間】

一定の権利について法律上認められている存続期間。その期間が経過すると権利は消滅する。遺失物の回復請求権、婚姻・縁組の取消権、買い主の担保責任追求権など。
清算手続きで、債権者債権の申し出をさせる一定の期間。

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百科事典マイペディアの解説

除斥期間【じょせききかん】

(1)ある種の権利について法律の予定する存続期間。その期間が経過すればこの権利は消滅(除斥)する。民法に一般的な規定はないが,理論上認められている。消滅時効に類似するが,中断がなく,当事者が援用しなくても当然に権利が消滅するなどの点が異なる。

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世界大百科事典 第2版の解説

じょせききかん【除斥期間】

権利の行使を限定する期間で,予定期間ともよばれる。時効と異なる点は,中断によって期間が伸長されることがない点と,当事者が援用しなくても裁判所が職権で認定しなければならない点である。したがって,時効期間ではなく除斥期間が定められるのは,〈権利ノ特ニ速ニ行使サレルコトヲ欲〉する場合である(民法起草者)。両者の区別は,民法の条文に〈時効ニ因リテ〉とある場合には時効期間,そうでない場合は除斥期間であると説明されている(民法起草者)が,これに従うと,個々の場合に不当な結果をもたらすことがある。

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大辞林 第三版の解説

じょせききかん【除斥期間】

特定の権利について法律が認める存続期間。その期間の経過により権利は消滅する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

除斥期間
じょせききかん

権利関係を速やかに確定するために設けられた権利の存続期間。条文のなかにこの概念は出てこないが、判例・学説上認められている。たとえば、売り主の担保責任のところで買い主の解除権や代金減額請求権などにつけられた権利の存続期間(民法564条・566条)とか、盗品・遺失物の回復請求の期間制限(同法193条)など。時効と類似するが、中断ということがない固定期間であること、および、援用がなくても裁判所はこの期間が経過すれば、権利が消滅したものとして裁判しなければならない点で、それとは異なる。除斥期間の定められた権利は、その期間内に裁判外の行使があれば権利が保全される、とするのが通説・判例であるが、その期間内に訴えを提起しなければならない、とする有力説もある。[淡路剛久]

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