日本歴史地名大系 「三雲」の解説
三雲
みくも
甲賀郡にあった古代地名。天平宝字五年(七六一)一二月から翌六年八月までのおよそ八ヵ月を要してなされた、
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甲賀郡にあった古代地名。天平宝字五年(七六一)一二月から翌六年八月までのおよそ八ヵ月を要してなされた、
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三重県中部、一志郡(いちしぐん)にあった旧町名(三雲町(ちょう))。現在は松阪市の北東部を占める地域。伊勢(いせ)湾に面し、三渡(みわたり)川と雲出(くもず)川に挟まれた沖積地にある農漁村。旧三雲町は、1955年(昭和30)米ノ庄(よねのしょう)、天白(てんぱく)、鵲(かささぎ)、小野江の4村が合併して三雲村となり、1986年町制施行。2005年(平成17)嬉野(うれしの)、飯南(いいなん)、飯高(いいたか)の3町とともに松阪市に合併。JR紀勢本線と国道23号、42号が通じる。海岸はノリの漁場で、シーズンには潮干狩、楯(たて)干しなどでにぎわう。良質の一志米の産地で、耕地の約80%が水田であるが、イチゴ、キュウリ、トマトなどのハウス栽培も盛ん。津市と接しており、交通の便もよいところから、国道沿いに県中央卸売市場が開設されている。永善寺の木造阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)は国指定重要文化財。北海道開拓に力をつくした松浦武四郎の出身地で、1994年には記念館が開館した。
[伊藤達雄]
『『三雲町史』全3巻(1999~2003・三雲町)』
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