デジタル大辞泉 「鰻」の意味・読み・例文・類語
うなぎ【×鰻】
2 ウナギ1とは分類上別目のタウナギや、円口類のヤツメウナギ・ヌタウナギ、骨鰾類のデンキウナギ、爬虫類のエラブウナギなど、形がウナギに似た水生動物をいう。
[補説]ニホンウナギは漁獲量が激減していることから、平成25年(2013)に環境省、平成26年(2014)に国際自然保護連合(IUCN)がそれぞれ絶滅危惧ⅠB類に指定した。
( 1 )奈良・平安時代は「むなぎ」で、「万葉‐三八五三」の家持歌に「石麻呂(いしまろ)にわれ物申す夏痩に良しといふ物ぞ武奈伎(むなぎ)取り食せ」があって、古来鰻が栄養価の高い食品とされたことがわかる。これ以降、伝統的な和歌に詠まれることはなく、俳諧や狂言などに、庶民の食生活を描く素材として取り上げられる。
( 2 )調理法としては、室町時代に鮓(すし)や蒲焼が行なわれるようになり、これらを「宇治丸」と称した。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
…農業は広大な畑地と亜熱帯性気候を利用した園芸農業が主で,特産の山川漬の原料であるダイコンや,グラジオラスなどの花卉を産する。 町域には鰻(うなぎ)池,長崎鼻や成川(なりかわ)遺跡,18世紀初めに琉球からサツマイモの種苗を移入した前田利右衛門をまつる徳光神社があり,また成川温泉(純食塩泉,47~102℃),鰻温泉(単純泉,52~90℃)など温泉も多い。JR指宿(いぶすき)枕崎線,国道226号線が通じる。…
※「鰻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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