( 1 )①の挙例「伊勢物語‐一二三」で、男が深草に住む女に飽きて出て行こうとする時の贈答歌が「古今集」にも読み手を変えて採られ、鶉は、京都の深草と結びつくようになり、「夕さればのべの秋風身にしみてうづらなくなりふか草の里〈藤原俊成〉」〔千載‐秋上〕の本歌取りによって、結びつきがより強くなった。
( 2 )秋の景物とするのは勅撰集では「後拾遺集」が古い。「鶉鳴く」はその鳴き声が賞美されたからでもあり、江戸時代の明和安永(一七六四‐八一)の頃には優劣を競う「鶉合わせ」が流行した。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
…夕張山地をパンケウタシナイ川が刻み,その河谷に炭鉱町が立地していた。1899年福井県人が農場を開き郷里の名をとって鶉(うずら)と称したのが開拓の初めで,今もこの地名は市街西部に残っている。1914年三井鉱山が採炭を始め,18年鉄道(函館本線の支線,現在は廃線)が開通して,以来産炭地として発展した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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