糯米(読み)モチゴメ

デジタル大辞泉 「糯米」の意味・読み・例文・類語

もち‐ごめ【×糯米/餅米】

粘りけが多くもち赤飯にする米。
[類語]玄米白米新米古米古古米うるち粳米もち黒米胚芽米精白米内地米外米早場米遅場米新穀米粒飯粒小米屑米

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精選版 日本国語大辞典 「糯米」の意味・読み・例文・類語

もち‐よね【糯米】

  1. 〘 名詞 〙もちごめ(糯米)〔多識編(1631)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「糯米」の意味・わかりやすい解説

糯米
もちごめ

餅(もち)あるいは赤飯(せきはん)にする米が糯米で、これに対し普通の飯米を粳米(うるちまい)という。両者の大きな差は主成分デンプンの違いである。すなわち、粳米のデンプンは直鎖成分のアミロース約20%と分枝鎖成分アミロペクチン約80%からなるのに対し、糯米のデンプンはアミロースをほとんど含まずアミロペクチンが大部分である。したがって粳米と糯米は胚乳(はいにゅう)部分のヨウ素デンプン呈色反応で容易に区別できる。すなわち、粳米はヨウ素・ヨウ素カリ水溶液で青色に染まるのに対し、糯米は赤~赤褐色を呈する。糯米のねばねばした食感はアミロペクチンの多いことによる。

[不破英次]

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普及版 字通 「糯米」の読み・字形・画数・意味

【糯米】だべい

もち米

字通「糯」の項目を見る

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動植物名よみかた辞典 普及版 「糯米」の解説

糯米 (ウルチゴメ)

植物。粳種の稲または粟の別称。ウルシネの別称

糯米 (モチゴメ・モチノヨネ;モチヨネ)

植物。イネ科イネ品種。モチイネの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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