C型肝炎(読み)シーガタカンエン

デジタル大辞泉の解説

シーがた‐かんえん【C型肝炎】

ウイルス性肝炎の一。C型肝炎ウイルスHCV)に感染することで起こる。血液を介して感染し、汚染された血液の輸血による場合や、非加熱血液製剤、注射針などを介する場合もある。体がだるい、食欲不振、嘔吐(おうと)などの症状があるが、自覚症状のないことも多い。慢性肝炎肝硬変肝癌(かんがん)の成因となることもある。
[補説]かつて「非A非B型肝炎」とされた肝炎の大部分がC型肝炎にあたる。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

C型肝炎

C型肝炎ウイルスに感染して起こる肝臓の病気。だるさや食欲低下などの症状が出る。自覚症状がない場合も多い。治療しなければ慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんへと進む可能性が高い。肝臓がん患者の約6割がC型肝炎ウイルスに感染しているという。国内の感染者は100万~150万人と推計されている。

(2016-10-03 朝日新聞 朝刊 生活1)

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百科事典マイペディアの解説

C型肝炎【シーがたかんえん】

C型肝炎ウイルスによる肝炎。1989年ウイルスが同定されるまでは非A非B型肝炎と呼ばれた。血液感染が主体と考えられ,症状はA型肝炎B型肝炎と同じ。慢性化しやすく,肝硬変肝癌(かんがん)に進行する例もある。治療にはインターフェロンを投与する。
→関連項目血清肝炎精子銀行無輸血手術

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家庭医学館の解説

しーがたかんえん【C型肝炎 Hepatitis C】

[どんな病気か]
 従来、A型でもB型でもない肝炎は、非A‐非B肝炎と呼ばれていました。しかしそのほとんどがC型肝炎であるということが、最近の研究によってわかってきました。
 原因はC型肝炎ウイルスで、B型肝炎と同様に、おもに血液を介して感染します。C型肝炎の母親から、出生時に母子感染(ぼしかんせん)することもありますが、その頻度はかなり低いと考えられています。
 ほかのどの肝炎よりも慢性化しやすく、おとなでは急性C型肝炎患者の約3分の2は慢性肝炎に移行します。B型肝炎に比べ、進行が緩やかで経過が長いため、肝硬変(かんこうへん)や肝がんになる可能性も高くなります。
[治療]
 おとなの場合と同様、インターフェロン製剤が使われますが、副作用を考慮し、使用量は慎重に検討されます。

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