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O-157 オーいちごなな

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

O-157
オーいちごなな

病原性大腸菌のうち,毒性の強いベロ毒素を産出する腸管出血性大腸菌。ウシなどの腸内に生息し,強い感染力をもつうえ潜伏期間が長く,重症になって溶血性尿毒症症候群などを引起すと抗生物質がきかなくなるといわれ,抵抗力の弱い幼児や老人が感染しやすい。 1996年5月に岡山県で約 400人が発症,児童2人が死亡したのを発端に,またたく間に全国に広まった。そのほとんどが学校給食による集団発生で,7月には大阪府堺市で約 6500人の患者が発生,全国で 11人が死亡,患者は 9000人をこえた。感染源の特定が遅れたこともあり,生鮮食品の売上げが落ちたり,プールが閉鎖されたりなどの事態にもなった。同年8月,当時の厚生省はO-157による感染症 (腸管出血性大腸菌感染症) を指定伝染病に指定,現在,感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律で3類感染症と定義される。

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百科事典マイペディアの解説

O-157【オーいちごなな】

病原性大腸菌のうち腸管出血性大腸菌の一つ。腸管出血性大腸菌は菌の細胞表面からの分子構造属性によって,現在O-1からO-173までが知られている。O-157と呼ばれるタイプは,感染すると菌の産生するベロ毒素によって血の混じった下痢便がみられ,重症化すると溶血性尿毒症候群により生命にかかわることがある。
→関連項目外傷後ストレス障害カテキン感染症予防法抗菌グッズ世界食糧サミットHACCP法定伝染病溶血性尿毒症症候群

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大辞林 第三版の解説

O-157

〖Escherichia coli O-157〗
病原性大腸菌の一。ヒトや動物の腸管内に侵入すると、タンパク質の一種であるベロ毒素を放出し、激しい下痢や腹痛を起こす。 〔O 血清型を持つ 157 番目に発見されたものの意〕

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