デジタル大辞泉
「淡」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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あわあは【淡】
- [ 1 ] ( 形容詞「あわい」の語幹 ) あっさりしていること。
- [初出の実例]「待ちつけたてまつりたるかひなく、あわの御ことわりや」(出典:源氏物語(1001‐14頃)竹河)
- [ 2 ] 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 淡と泡とをかけて、多く「あわに」の形で用いる ) 消えやすいさまにいう。はかなく。たよりなく。
- [初出の実例]「うはごほりあはにむすべるひもなればかざす日かげにゆるぶばかりを」(出典:枕草子(10C終)九〇)
たん【淡】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 「たんが(淡画)」の略。
- [初出の実例]「淡 タム 淡絵」(出典:色葉字類抄(1177‐81))
- [ 2 ] 淡路国(あわじのくに)の略。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「淡」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の淡の言及
【絵所】より
…内豎はこの当時の民間工匠をいい,熟食はもと内匠寮に所属した雑工であった。さらに他の文献から,墨書配下の工匠のなかに,画工司の金画長上とよばれた金泥専門工人に相当する淡(たみ),主として彩色を担当する作絵(つくりえ),また顔料を調製する丹調(にづくり)などの職名と絵画制作の分担が知られる。この宮廷の絵所絵師たちがさかんに活躍する12世紀に入ると,公認された絵仏師も工房を組織し,寺院の造営を場としてともに手腕を競った。…
※「淡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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