さん‐けん【三賢】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① 三人の賢者。[初出の実例]「午時参二礼三賢院一、三賢者豊干禅師、拾得寒山彌陀、普賢、文殊化現」(出典:参天台五台山記(1072‐7…
さん‐こう(‥クヮウ)【三皇】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 中国古代の伝説上の三人の聖なる帝王。伏羲(ふっき)・女媧(じょか)・神農(しんのう)。あるいは、伏羲・神農・黄帝、または天皇氏・地皇…
さん‐さいじょ(‥サイヂョ)【三才女】
- 精選版 日本国語大辞典
- 和歌にすぐれた三人の女性。平安中期の女流歌人、紀貫之女(紀内侍)・伊勢大輔・小式部内侍の三人で、いずれも即座に季歌を詠んだ逸話で知られる。…
さん‐さく【三作】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 刀鍛冶の名匠、藤四郎吉光・五郎正宗・郷義弘。また、その三人が鍛えた刀剣。[ 二 ] 鐔工の名匠、明珍信家・埋忠明寿・青木金家。また、その…
さん‐ざん【三山】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① 三つの山。特に、天香久山、畝傍山、耳成山の「大和三山」をさす。また、月山、羽黒山、湯殿山の「出羽三山」、熊野本宮、新宮、…
さん‐しきし【三色紙】
- 精選版 日本国語大辞典
- 古筆で、特に貴重とされる三種の色紙。伝小野道風筆の継(つぎ)色紙、伝紀貫之筆の寸松庵(すんしょうあん)色紙、伝藤原行成筆の升(ます)色紙。
さん‐しち【三七】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 「さんしちにち(三七日)②」の略。[初出の実例]「乙亥、三七、於二左右京諸寺一誦焉焉」(出典:続日本紀‐天平勝宝八年(756)五月二二…
さんしゅう‐き(サンシウ‥)【三周忌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さんかいき(三回忌)[初出の実例]「一周忌謂二之小祥忌一。三周忌謂二之大祥忌一耳」(出典:尺素往来(1439‐64))
ちょう‐さん(テウ‥)【朝三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 「ちょうさんぼし(朝三暮四)①」の略。[初出の実例]「ぜひの名は不同なれ共、畢竟道理のきはまる所は不同なし、是朝三のたとへ也」(出…
三会みえ
- 日本歴史地名大系
- 長崎県:島原市三会中世の高来東(たかくとう)郷内にみえる地名。康永四年(一三四五)一〇月二七日の足利尊氏下文写(正閏史料二之一所収厚母文書…
三山村みやまむら
- 日本歴史地名大系
- 千葉県:船橋市三山村[現]船橋市三山一―九丁目・田喜野井(たきのい)二丁目田木野井(たぎのい)村の東に位置する。古くは御山(みやま)とみえ、…
三崎野みさきの
- 日本歴史地名大系
- 岩手県:久慈市宇部村三崎野[現]久慈市宇部町盛岡藩の藩営九牧の一。野田(のだ)湾と久慈湾に挟まれた標高一八〇メートルの台地上にあった。「三…
三町村さんぢようむら
- 日本歴史地名大系
- 愛媛県:松山市石手川下流域(旧温泉郡の大部分)三町村[現]松山市三町松山平野の東平坦部に位置する農村。東は畑寺(はたでら)村、西は松末(ま…
三山村みやまむら
- 日本歴史地名大系
- 岡山県:小田郡美星町三山村[現]美星町三山大倉(おおくら)村の北西の高原に位置し、東は宇戸(うと)村。文安四年(一四四七)一二月一三日の延…
三上院みかみのいん
- 日本歴史地名大系
- 和歌山県:紀伊国名草郡三上院名草郡四院の一、「三上野院」とも記される。治安三年(一〇二三)一一月二三日の太政官符案(国立史料館蔵名草郡古文…
三登山みとやま
- 日本歴史地名大系
- 長野県:長野市東条村三登山[現]長野市大字若槻東条長野市と上水内(かみみのち)郡牟礼(むれ)村の境をなし、三キロに及んで台状を呈している。…
三ヶ村さんがむら
- 日本歴史地名大系
- 富山県:高岡市旧礪波郡地区三ヶ村[現]高岡市三ヶ本保(ほんぼ)村の西、祖父(そふ)川の下流左岸に位置。射水(いみず)郡界に近く、北は今市(…
三職 さんしょく
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 王政復古の結果成立した新政府の要職の総裁・議定(ぎじょう)・参与の総称。1867年(慶応3)12月9日,王政復古の大号令により幕府および摂政・関白など…
ヴェストファール‐ピルツ現象【Westphal-Piltz phenomenon】
- 法則の辞典
- 閉瞼瞳孔反応ともいう.瞼を強く閉じると瞳孔の収縮が起こり,やがて散大する現象である.眼瞼筋の収縮によって起きる.眼輪筋現象*,奇異瞳孔現象…
くう‐だい【空大】
- デジタル大辞泉
- 仏語。五大・六大の一。無礙むげ(何物にも妨げられないこと)を本性とし、無障(障りとならないこと)を働きとして、万物の存在を可能にしているも…
きょう‐だい【×矜大】
- デジタル大辞泉
- おごりたかぶること。尊大。
おお‐いぬたで〔おほ‐〕【大犬×蓼】
- デジタル大辞泉
- タデ科の一年草。田畑などに生え、イヌタデより大きい。葉は長楕円形で先がとがり、互生する。夏から秋、淡紅色か白色の小花が穂状に咲く。
おお‐いばり〔おほヰばり〕【大威張り】
- デジタル大辞泉
- [名・形動]1 得意になっていばりかえっていること。また、そのさま。「大威張りで仲間に自慢する」2 少しも引け目を感じる必要がないこと。また…
おお‐うけ〔おほ‐〕【大受け】
- デジタル大辞泉
- [名](スル)非常によい評判を得ること。大変な人気を得ること。「大受けに受ける」「困ったあげくに出たギャグが大受けする」
おお‐うなぎ〔おほ‐〕【大×鰻】
- デジタル大辞泉
- ウナギ科の魚。全長約2メートルにもなる。熱帯性で、日本では黒潮の影響のある地方に生息し、利根川が北限。
おお‐うりだし〔おほ‐〕【大売(り)出(し)】
- デジタル大辞泉
- 商店で、ある特定の期間、値引きや福引きなどの催しをして商品を大量に販売すること。「中元大売り出し」
おお‐がさ〔おほ‐〕【大傘/大×笠】
- デジタル大辞泉
- 柄の長い大きな傘。特に、儀式の際、先行の貴人に後ろからさしかける柄の長い大きな傘。
おお‐かざし〔おほ‐〕【大×翳】
- デジタル大辞泉
- 近世、宮中の女房の用いた檜扇ひおうぎ。大形に作って顔にかざして用いたところからいう。
おお‐がり〔おほ‐〕【大×雁/×鴻】
- デジタル大辞泉
- 1 ヒシクイの別名。2 ガチョウの別名。
おおき‐おまえ〔おほきおまへ〕【大▽御前】
- デジタル大辞泉
- 身分の高い人の中でも年齢・地位が上のほうの人を敬っていう語。「―の御覧ぜざらむほどに」〈源・浮舟〉
おお‐きど〔おほ‐〕【大木戸】
- デジタル大辞泉
- 1 《「大城戸おおきど」の意》大きな城門。2 近世、国境や都市の出入り口に設けた関門。3 近世、芝居小屋の木戸番の頭のこと。4 大坂の遊郭、新…
おお‐ぐれ〔おほ‐〕【大暮れ】
- デジタル大辞泉
- 年の暮れ。おおみそか。「九月の節句過ぎより―までは遠い事のやうに思ひ」〈浮・胸算用・三〉
おお‐ごしょう〔おほごシヤウ〕【大小姓】
- デジタル大辞泉
- 小姓で、年配の者。使者役や主君への取り次ぎなどをした。元服した小姓。⇔小小姓こごしょう。
おおさか‐ど〔おほさか‐〕【大坂戸】
- デジタル大辞泉
- 漆喰しっくい塗りにした、土蔵の引き込み戸。
おお‐さくらそう〔おほさくらサウ〕【大桜草】
- デジタル大辞泉
- サクラソウ科の多年草。深山の日当たりのよい湿地に自生。葉は根際からでて、夏、高さ20~40センチの花茎を伸ばし、紅紫色の花を数個輪状につける。
おお‐ざけ〔おほ‐〕【大酒】
- デジタル大辞泉
- 多量の酒。たいしゅ。「大酒をくらう」[類語]大酒たいしゅ・鯨飲・痛飲・深酒ふかざけ・飲み過ぎ・飲み明かす・飲み倒す・飲み潰れる・酔い潰れる
おお‐しばい〔おほしばゐ〕【大芝居】
- デジタル大辞泉
- 1 規模の大がかりな芝居。また、名優が多く出演する芝居。2 目的を遂げるために、運を天にまかせて行う、人目を欺くはかりごと。「大芝居を打つ」…
おお‐しょうこ〔おほシヤウコ〕【大×鉦鼓】
- デジタル大辞泉
- 雅楽器の一つで、鉦鼓の大型のもの。舞楽に用いる。だいしょうこ。
おお‐そうだい〔おほ‐〕【大総代】
- デジタル大辞泉
- ⇒大庄屋おおじょうや
おお‐そと〔おほ‐〕【大外】
- デジタル大辞泉
- 競馬で、コースの各コーナーの最も外寄りのところ。「大外を回る」
おお‐だすかり〔おほ‐〕【大助かり】
- デジタル大辞泉
- 非常に助かること。「手伝いに来てくれるとは大助かりだ」
おお‐ときん〔おほ‐〕【大×兜巾】
- デジタル大辞泉
- 能の装束で、天狗の役が頭にかぶる金襴きんらん製の大きな兜巾。
おお‐とじ〔おほ‐〕【大▽刀自】
- デジタル大辞泉
- 1 上代、天皇のそばに仕えた女性の称号。2 妃の次位の、天皇の妻の称。
おお‐とのい〔おほとのゐ〕【大宿=直】
- デジタル大辞泉
- 大内裏を守護する人の詰め所。大宿直所。
おお‐とり〔おほ‐〕【大取(り)】
- デジタル大辞泉
- 《多く「大トリ」と書く》演芸会などで最後に出演する人。紅白歌合戦のように、出演者が複数の組に分かれている場合に、各組の中で最後になる人と区…
おお‐なんど〔おほ‐〕【大納戸】
- デジタル大辞泉
- 納戸方の一。江戸時代、将軍・大名の納戸を管理して衣服・器物の出納をした役。御納戸。→小納戸
おお‐にゅうどう〔おほニフダウ〕【大入道】
- デジタル大辞泉
- からだの大きな坊主頭の男。また、その姿の化け物。
おお‐ぬさ〔おほ‐〕【大▽幣】
- デジタル大辞泉
- 1 大祓おおはらえのときに用いる大串につけた、ぬさ。祓はらえのあと、人々がこれを引き寄せて身のけがれをそれに移して、川に流したという。「―の…
おお‐はくちょう〔おほハクテウ〕【大白鳥/大×鵠】
- デジタル大辞泉
- カモ科の鳥。全長約1.4メートル。全身白色で、くちばしの黄色い部分はコハクチョウより大きい。脚は黒色。ユーラシア北部で繁殖し、日本には冬鳥とし…
おお‐ひえ〔おほ‐〕【大比叡】
- デジタル大辞泉
- 比叡山の二峰のうち、大きいほうの呼称。大岳おおだけ。