熱伝導率 ネツデンドウリツ thermal conductivity
- 化学辞典 第2版
- 熱伝導度ともいう.伝導による伝熱速度dQ/dθは,熱の流れの方向yに直角な断面積Aに比例し,温度勾配dt/dyに比例するから,で表される.この式の比例…
スタントン数 スタントンスウ Stanton number
- 化学辞典 第2版
- 記号St.流体の伝熱に関する無次元数の一つで,St = h/CPG(hは境膜伝熱係数,CP は定圧比熱,Gは流体質量速度)で表される.管内を流れる流体に対し…
スコポラミン スコポラミン scopolamine
- 化学辞典 第2版
- C17H21NO4(303.36).ヒオスシンともいう.種々のナス科に含まれるトロパンアルカロイドの一つ.とくにチョウセンアサガオDatura,ハシリドコロScopol…
複分解 フクブンカイ double decomposition
- 化学辞典 第2版
- 化学反応の一形式.2種類の物質が作用してその成分を交換し,あらたに2種類の物質を生じること.AB + CD AD + CBここで,A,B,C,およびDはそれ…
ネルンストの熱定理 ネルンストノネツテイリ Nernst heat theorem
- 化学辞典 第2版
- H.W. Nernst(ネルンスト)(1906年)により提出された熱力学上の定理であって,一つの化学変化に伴うギブズエネルギー変化(ΔG)の温度(T)による変化は,0…
イソフラボン
- 栄養・生化学辞典
- C15H10O2 (mw222.24). 誘導体が配糖体としてマメ科の植物などに広く分布.例えばダイゼイン,ゲニステインなど.イソフラボンのほかにイソフラ…
グロン酸
- 栄養・生化学辞典
- C6H12O7 (mw196.16). アルドン酸の一つで,L-キシロースからのシアンヒドリン合成またはD-グルクロン酸の還元により生成する.グルクロン酸回…
コリン
- 栄養・生化学辞典
- C5H14ClNO (mw139.63).[HOCH2CH2N+(CH3)3]Cl−.動物,植物など多くの生物に分布するアミンで,ホスファチジルコリン,スフィンゴミエリンなど…
コルチコステロン
- 栄養・生化学辞典
- C21H30O4 (mw346.47). 副腎皮質ホルモンのうちのグルココルチコイドの一種で,抗炎症作用,糖新生促進作用があり,大量に投与すると体タンパク…
July 1st
- デジタル大辞泉プラス
- 日本のポピュラー音楽。歌と作詞は女性歌手、浜崎(はまさき)あゆみ。2002年発売のマキシシングル「H(エイチ)」収録曲。作曲:CREA+D・A・I。同年オ…
チアジン thiazine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 C4H5NS 。硫黄と窒素を含んだ六員環化合物の総称。硫黄原子と窒素原子の環内の位置と,π 電子の位置とによって数種の異性体が知られている。
ジギトニン digitonin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 C56H92O29 。ジギタリスの葉から得られる水溶性結晶。融点 240℃。ジギトニンはコレステロールと分子化合物 (ジギトニド) をつくって沈殿する…
アンダーソンビル Andersonville
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アメリカ,ジョージア州南西部の村。南北戦争中北軍捕虜の収容所があり,1万 3000人の捕虜が死亡。戦後,その所長 H.ウーツ大尉は,南部連合の将兵の…
デー Day, John
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1574[没]1640頃イギリスの劇作家。 H.チェトル,T.デッカーらと多くの戯曲を共作。さまざまな型の人間を蜂にたとえた 12場より成る対話劇『蜂の…
エライジン酸 エライジンさん elaidic acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 炭素原子数 18で,二重結合1個をもつ脂肪酸。その化学式は C17H33COOH である。オレイン酸 (シス形) の幾何異性体でトランス形の構造をもつ。白色鱗…
アザン アザン azane
- 化学辞典 第2版
- 水素-窒素の二元化合物のIUPAC体系名.アンモニアNH3を意味するが,一般には用いられない.なお,体系名ではアンモニウムイオンNH4+はアザニウムイ…
炭酸ナトリウム (たんさんナトリウム) sodium carbonate
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 性質 工業的製造法 用途化学式Na2CO3。俗に炭酸ソーダまたはソーダsodaと呼ばれる。無水和物はソーダ灰,10水和物Na2CO3・10H2Oは結晶…
硝煙反応【しょうえんはんのう】
- 百科事典マイペディア
- 犯罪鑑識の一つ。銃を発射すると,火薬の爆発により二酸化窒素NO2が発生する。このNO2の付着した手や着衣を湿らせ,ジフェニルアミンNH(C6H5)2を作…
ブヒャラー反応 ブヒャラーはんのう Bucherer reaction
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 芳香核に直結しているアミノ基を,亜硫酸水素ナトリウムで水酸基に変え,逆にフェノール性の水酸基を亜硫酸アンモニウムでアミノ基に変える反応。こ…
キシロース xylose
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 C5H10O5 。アルドペントースの一つ。D,L,および DL体があり,それぞれ,融点が 144~145℃,144℃,および 129~131℃の結晶。D体は多糖類キシ…
ラムネ Lamennais(La Mennais), Jean Marie Robert de
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1780.9.8. サンマロ[没]1860.12.26. プロエルメルフランスの聖職者。著名な哲学者 H.ラムネの兄。 1804年司祭,12~17年サン・ブリュ総代理,22…
成年の秘密 せいねんのひみつ Geheimnisse des reifen Lebens
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ドイツの作家 H.カロッサの自伝的小説。 1936年刊。中年の男性をめぐる3人の女性という設定で,その間に働く神秘的な力を探っている。男女の生命の底…
クロロエタン(chloroethane)
- デジタル大辞泉
- 有機塩素化合物の一種。エタンの水素原子1個を塩素原子に置き換えたもの。劇物。甘い香りをもつ無色気体。かつてガソリンに添加されたテトラエチル鉛…
ろっぽうしょう‐ちっかほうそ〔ロクパウシヤウチツクワハウソ〕【六方晶窒化×硼素】
- デジタル大辞泉
- 硼素の窒化物である窒化硼素のうち、六方晶系の結晶構造をもつもの。黒鉛と同じ層状構造をもち、単層のグラフェンと似た構造をとる。化学的に安定で…
ラヴェル:ハイドンの名によるメヌエット/piano solo
- ピティナ・ピアノ曲事典(作品)
- 『ハイドンの名によるメヌエット』は、1908年ハイドン没後 100年を記念してパリの音楽誌の委嘱により作曲された。 HAYDNの5文字を音にあてはめて主題…
コハク酸
- 栄養・生化学辞典
- C4H6O4 (mw118.09).HOOCCH2CH2COOH.食品のうま味を構成する物質の一つで,清酒や貝などの味に寄与しているとされる.代謝上も重要な酸で,クエン…
ボイス・バロットの法則【ボイスバロットのほうそく】
- 百科事典マイペディア
- オランダの気象学者ボイス・バロットC.H.D.Buys Ballot〔1817-1890〕が1850年ごろに唱えた,風と気圧配置の関係を示す次の法則。風を背にして立つと…
グレイ
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] gray ) 放射線の吸収線量を表わす単位。放射線の照射を受けた物質一キログラムあたりの吸収エネルギーが一ジュールの時の吸収線…
シトロネラール シトロネラール citronellal
- 化学辞典 第2版
- 3,7-dimethyl-6-octenal.C10H18O(154.24).非環状セスキテルペンアルデヒド.イネ科コウセンガヤChloris radiataから得られる.シトロネラ油には,(…
過マンガン酸カリウム (かマンガンさんカリウム) potassium permanganate
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式KMnO4。酸化数Ⅶのマンガンのオキソ酸である過マンガン酸HMnO4のカリウム塩。緑色光沢のある暗紫色の斜方晶系柱状晶。MnO4⁻は正四面体形構造を…
交換積分 コウカンセキブン exchange integral
- 化学辞典 第2版
- 2個の電子の交換にもとづくエネルギー積分.水素分子の共有結合形成についてのハイトラー-ロンドンの理論のなかで,はじめて導入された積分であり,∬…
いっぱん‐いみろん【一般意味論】
- デジタル大辞泉
- 《general semantics》事物の記号にすぎない言葉と事物そのものとを混同して同一視するところから誤った判断に陥りがちな人間心理の盲点を摘出し、そ…
アセトフェノン
- 百科事典マイペディア
- 化学式はC6H5COCH3。特有の芳香のある無色の液体。融点19.65℃,沸点202℃。水に微溶。有機溶媒に可溶。香料その他の薬品の製造原料。ベンゼンと塩化ア…
シュレーゲルアオガエル しゅれーげるあおがえる [学] Rhacophorus schlegelii
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 両生綱無尾目アオガエル科のカエル。本州、四国、九州の山間部にすむ。体長4~6センチメートルで背面は緑色。シュレーゲルの名は、シーボルトが日本…
チグウェル Chigwell
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イギリス,イングランド東部,エセックス県南西部,エッピングフォレスト地区の町。グレーターロンドンの北東に接し,テムズ川支流ローディング川に…
テトロドトキシン tetrodotoxin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- C11H17N3O8。フグ類に含まれる猛毒。一般に産卵期(冬~春)の卵巣に多く含まれている。白色柱状晶。水に溶ける。ナトリウム能動輸送抑制による膜安…
δ-アミノレブリン酸 デルタアミノレブリンさん δ-amino-levulinic acid;δ-ALA
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- C5H9O3N 。ポルフィリンなどの生合成の中間体。幼若赤血球のミトコンドリアにある δ -アミノレブリン酸合成酵素によって,グリシンとサクシニル補酵…
ジュウテリウム
- 百科事典マイペディア
- 重水素とも。質量数2の水素同位体。Dまたは2Hで表す。自然の水素中約0.015%存在。水分子の水素がこの同位体になった重水D2Oは,原子炉の中性子減速…
マンデル酸 マンデルさん mandelic acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- α-ヒドロキシフェニル酢酸の別名。一般にそのラセミ体をさす。化学式 C6H5CH(OH)COOH 。無色板状晶,融点 119℃。水,アルコール,エーテルに可溶。水…
アミドール amidol
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- OHC6H3(NH2HCl)2 。写真用現像主薬。2,4-ジアミノフェノール塩酸塩の略名。無色針状結晶で加熱により融解しないで分解。水に易溶,エチルアルコール…
板チタン鉱 いたチタンこう brookite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- TiO2 。金紅石 (ルチル) と同質異像,斜方晶系の鉱物。火成岩中の晶洞や変成岩中に産する。亜金属光沢。褐色,ときに黄,赤,黒色。板状晶癖を示す。…
酢酸エチル さくさんエチル ethyl acetate
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 酢酸エステルの一つ。化学式 CH3COOC2H5 。パイナップル中に存在し,またワイン,日本酒にも存在する。硫酸の存在で酢酸とエチルアルコールの反応に…
シアノ酢酸エステル シアノさくさんエステル cyanoacetic ester
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 代表的なものはエチルエステル NCCH2COOC2H5 である。沸点 206℃の液体。水に不溶,アルコール,エーテルに易溶。マロン酸エステルと同じく,CH2 の水…
エタン
- 百科事典マイペディア
- 化学式はC2H6。メタン系炭化水素の一つ。無色無臭の可燃性気体。融点−183.6℃,沸点−88.6℃。天然ガスや石油分解ガス中に含まれる。高温の熱分解により…
カテプシン
- 栄養・生化学辞典
- 細胞内のプロテアーゼで,主にリソソームに分布し,酸性領域に至適pHをもつ一群の酵素の総称.B,D,E,G,H,M,N,L,Sなどのエンドペプチダーゼ…
サイクラミン酸ナトリウム
- 栄養・生化学辞典
- C6H13NO3S (mw179.24). シクラミン酸ナトリウムともいう.サイクラミン酸(シクラミン酸)の塩の一つで,砂糖の30倍の甘さをもつ人工甘味料.1…
水苦土石(データノート) すいくどせきでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 水苦土石英名hydromagnesite化学式Mg5[OH|(CO3)2]2・4H2O少量成分―結晶系単斜硬度3.5 もろい比重2.25色白~無光沢ガラス条痕白劈開一方向に完全(「…
カルコアルマイト(データノート) かるこあるまいとでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- カルコアルマイト英名chalcoalumite化学式CuAl4[(OH)12|SO4]・3H2O少量成分無結晶系単斜硬度2.5比重2.25色淡青緑,淡灰,ほとんど無色光沢ガラス~土…
オンネス onnes
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- エントロピーのSI組立単位。記号に固有のものはなく,J/K で表わす。1 J/K は熱量を 1J,温度を 1Kとするときのエントロピーである。単位名は H.カマ…
亜ヒ酸 あヒさん arsenious acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- H3AsO3 。酸化ヒ素を水に溶かしたとき水溶液中に存在すると考えられる酸のことで,その塩は知られているが,酸そのものは得られていない。また酸化ヒ…