さん‐だいじんけ【三大臣家】
- 精選版 日本国語大辞典
- 江戸時代、内大臣を先途とする公卿(くぎょう)の三家。中院家・正親町(おおぎまち)三条家・三条西家。ただし、大臣の地位に至っても、近衛大将を兼任…
さんだん‐かつよう(‥クヮツヨウ)【三段活用】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 語尾が同行の三段にわたって変化する活用。文語で「来(く)」の「こ・き・く・くる・くれ・こ」、「為(す)」の「せ・し・す・する・すれ・…
さんてん‐しじ(‥シヂ)【三点支持】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 岩登りの基本姿勢。四肢のうち三肢で体を支え、残る一肢で次の手がかりや足場を探す。
さんど‐ぶり【三度振】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「さんしん(三振)」の古い言い方。〔新式ベースボール術(1898)〕
さんにんきちさ【三人吉三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 歌舞伎脚本「三人吉三廓初買(さんにんきちさくるわのはつがい)」の通称。
さんにん‐ごし【三人輿】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一挺(ちょう)の輿を三人でかつぐこと。また、その輿。三枚肩。三人回し。[初出の実例]「三人輿にてさへ、遠路はかなひ難きに、さし合せの…
さんびゃく‐だいげん【三百代言】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「三百」は低級の意 ) 明治初期、代言人(弁護士)の資格をもたないで、他人の訴訟や談判などを取り扱った者。もぐりの代言人。また、…
さん‐びょうどうかん(‥ビャウドウクヮン)【三平等観】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。密教で、身・口・意の三密が本来、平等無二である理を行者と本尊および諸仏との、自・他・共の三において平等と観ずることをいい、…
さんぶつ‐ぼだい【三仏菩提】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「菩提」は悟りの意 ) 仏語。法身(ほっしん)、報身、化身(けしん)の三種の菩提の境界。法身菩提、報身菩提、化身菩提のこと。[初出の実…
さんぷ‐の‐よう(‥ヤウ)【三釜養】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 連語 〙 ( 「一釜」は中国で六斗四升、日本で四升(七・二リットル)のこと。「荘子‐寓言」の「曾子再任而心再化、曰、吾及レ親仕、三釜而心楽、…
さんぼん‐からかさ【三本傘】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんぼんがらかさ」とも ) 紋所の名。三本のひらいた傘の柄を中心に、三方に向かう形に描いたもの。[初出の実例]「城の大手に三本唐…
さんぼん‐たか【三本鷹】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 紋所の名。鷹の羽三本を図案化したもの。
さんまい‐がわ(‥がは)【三枚革】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 小札(こざね)といため革三枚とを重ねて、厚く大荒目におどした鎧(よろい)。一枚の小札が三分の一ずつ重なり合って、その厚さは大体一枚の…
さんみつ‐かん(‥クヮン)【三密観】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。真言行者が身・口・意三業に吽(hūṁ)字を観じて本尊の三密と一本となり、本有の三密を顕わすもので、三業の罪障を消除するもの。…
さんめい‐ほう(‥ハフ)【三名法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 亜種を学名で表現する時、属名・種小名・亜種小名の三語で表わす方法。ふつう動物に用いる。三命名法。
さんりょう‐せき【三稜石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 砂漠や海岸など風の激しい砂地で、一定方向から風食され、二つまたは三つの平面をもち、そのため三本の稜が一点に集まった形となった石。…
さんろう‐ごこう(サンラウゴカウ)【三老五更】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中国、周代の制度。天子が長老を父兄の礼をもって養い、それによって天下に孝悌を示したもの。その人数については、三老、五更を各一人と…
じかた‐さんやく(ヂかた‥)【地方三役】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、各農村にあって村役をつかさどった名主、組頭、百姓代の総称。村方三役。
ご‐さんけい【呉三桂】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国、明末清初の武将。字(あざな)は長白。明末、清軍に降り、北京の李自成を破って、平西王に封ぜられる。のち三藩(さんぱん)の乱を起こして、周帝…
じゅうさん‐り(ジフサン‥)【十三里】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 一里の一三倍の距離。(イ) 京都から大坂までの距離をいう。[初出の実例]「はるばる十三里(リ)の所を、無心は申つかはしけるに」(出典:…
阿部 又三 アベ マタゾウ
- 20世紀日本人名事典
- 昭和期の化学者 元・東京教育大学(現・筑波大学)教授;元・玉川大学農学部教授。 生年明治42(1909)年10月30日 没年平成4(1992)年12月13日 出身地新…
はくが‐の‐さんみ【博雅三位】
- 精選版 日本国語大辞典
- 平安中期の公卿、源博雅(みなもとのひろまさ)の異称。博雅。[初出の実例]「博雅三位会坂目暗に琵琶習事被レ知乎如何」(出典:江談抄(1111頃)三)
清水 慎三 (しみず しんぞう)
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1913年10月1日昭和時代の評論家;労働運動家。日本鉄鋼産業労働組合連合会書記長;日本福祉大学教授1996年没
田口 亀三 (たぐち かめぞう)
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1882年11月4日大正時代;昭和時代の鉱夫;労働運動家。関東労働同盟会会長1925年没
三橋 敏雄 (みつはし としお)
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1920年11月8日昭和時代;平成時代の俳人2001年没
てんだい‐さんえ(‥サンヱ)【天台三会】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =てんだいしゅうさんえ(天台宗三会)
ちょく‐さんかっけい(‥サンカクケイ)【直三角形】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一角が直角であるような三角形。直角三角形。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕
だいさん‐みぶん【第三身分】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 フランスの三部会で、第三部を構成した商人・手工業者などの都市ブルジョアジー。第一身分の僧侶、第二身分の貴族に対する。一般には僧侶…
げん‐さんわおん【減三和音】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 根音の上に短三度と減五度を重ねた三和音。不協和音の一種。
ぎゃく‐さんかっけい(‥サンカクケイ)【逆三角形】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 底辺が上、頂点が下にくる形の三角形。[初出の実例]「地球に特有な逆三角形の陸地の形は」(出典:地球要塞(1941)〈海野十三〉怪放送)
お‐さんじ【御三時】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 ) 午後三時頃にとる間食。おやつ。[初出の実例]「黙ってお三時にもそうやってお茶をいれてくれたのが」(出典:続女ひと…
内海 三貞 ウツミ サンテイ
- 20世紀日本人名事典
- 明治・大正期のセメント技術者 生年明治1年(1868年) 没年大正8(1919)年8月6日 出生地大阪府 学歴〔年〕帝国大学卒 学位〔年〕工学博士〔大正8年〕…
遠藤 教三 エンドウ キョウゾウ
- 20世紀日本人名事典
- 大正・昭和期の日本画家 生年明治30(1897)年10月6日 没年昭和45(1970)年10月18日 出生地東京 学歴〔年〕東京美術学校日本画科〔大正10年〕卒 経歴…
梶野 悳三 カジノ トクゾウ
- 20世紀日本人名事典
- 昭和期の小説家 生年明治34(1901)年1月29日 没年昭和59(1984)年4月1日 出生地新潟県村上町 本名梶野 正義(カジノ マサヨシ) 別名別名=梶野 千万騎…
いっとう‐さんらい(イッタウ‥)【一刀三礼】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏像を彫刻するとき、信仰の心をこめて、一刻みするたびに三度礼拝すること。転じて、仏像を彫刻する態度が敬虔(けいけん)であること。一…
みゆび‐げら【三趾啄木鳥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 キツツキ科の鳥。ヨーロッパ・アジア・アメリカの寒帯性針葉樹林に分布。体長約二五センチメートル。羽毛は黒と白のまだらで腹面は白く、…
みわ‐どりい(‥どりゐ)【三輪鳥居】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 明神鳥居の両脇に、すこし小さい鳥居を組み合わせて三門口とした鳥居。奈良県桜井市三輪の大神(おおみわ)神社の鳥居から名づけられた。三…
みかづき‐がた【三日月形】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三日月の形をしていること。また、そのもの。みかづきなり。みかづき。[初出の実例]「額の左に寄りて、薄けれども三日月状(みカヅキガタ)…
みかづき‐の【三日月の】
- 精選版 日本国語大辞典
- 枕 三日月は姿が見えたと思うと間もなく沈んでしまうところから、「ほの見る」にかかる。[初出の実例]「つぬさはふ 岩坂山の 山越えの み寺の梅を み…
みくに‐さんみゃく【三国山脈】
- 精選版 日本国語大辞典
- 新潟県と群馬県との県境を走る山脈。中央部に谷川岳(一九六三メートル)、仙ノ倉山(二〇二六メートル)、三国山(一六三六メートル)など二〇〇〇…
みそ‐の‐や【三十輻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「輻(や)」は車輪の中央の軸から放射状に出て輪をささえている細い材 ) 輻が三〇枚ある車輪。[初出の実例]「三十輻(みソノヤ)も少々折…
みつ‐めゆい(‥めゆひ)【三目結】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 括(くく)り染めの一種。目結(めゆい)を三つずつ寄せくくって染めたもの。[初出の実例]「三目結(ミツメユイ)の直垂に、小桜を黄に返たる…
もちづき‐さんえい【望月三英】
- 精選版 日本国語大辞典
- 江戸中期の漢方医。丸亀藩医の子。本名は乗、字は君彦、号は鹿門。三英は通称。将軍徳川吉宗の奥医師となる。諸説の騙取をいましめ、折衷説をとなえ…
いちねん‐さんぜん【一念三千】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。人の平常持ち合わせている心に、三千という数に表現された全宇宙の事象が備わっているとする天台宗の基本的な教義。[初出の実例]「…
すけ‐さんばい【助三杯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 酒を飲めない人を助けて代わりに杯を受ける者には三杯飲ませること。→駆け付け三杯。[初出の実例]「うゐやつめおもしろいとついとほし、…
しょうぎ‐さんけ(シャウギ‥)【将棋三家】
- 精選版 日本国語大辞典
- 江戸幕府の職制で将棋役を務めた大橋本家、同分家、伊藤家の三家。寺社奉行の支配に属し、名人としての資格、将棋所は三家のなかから選ばれた。また…
しょう‐さんさい(セウ‥)【小三災】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。世界が壊滅する劫末に起こるという刀兵災・疾疫災・飢饉災の三つをいう。→三災。[初出の実例]「十歳に至らん比をひに小三災(サイ)…
しょうず‐がわ(シャウヅがは)【三途川】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「そうずがわ(三途川)」の変化した語 ) 人が死んでから冥土に行く途中にあるという川。さんずの川。しょうずか。[初出の実例]「物の…
おに‐みつば【鬼三葉】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「うまのみつば(馬三葉)」の異名。〔日本植物名彙(1884)〕
がんざん‐にち(グヮンザン‥)【元三日】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =がんざん(元三)[初出の実例]「元三日之間上官等相率、到二非参議大弁宅一之時」(出典:権記‐長保二年(1000)正月一日)