「化合物」の検索結果

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アセチル化 あせちるか acetylation

日本大百科全書(ニッポニカ)
アシル化の一種で、一般に有機化合物中の水素原子をアセチル基で置き換える反応をいう。有機化学でよく使われるのは、アミノ基-NH2やヒドロキシ基-OH…

めしあがり‐もの【召(し)上(が)り物】

デジタル大辞泉
他人を敬って、その飲食物をいう語。お食べになる物。[類語]食べ物・食品・食料・食糧・食物・食い物・糧食・糧・飲食物・食料品・食材・米塩

エチレン・プロピレンゴム ethylene-propylene rubber

改訂新版 世界大百科事典
略称EPR。エチレンとプロピレンの共重合系合成ゴム。エチレンとプロピレンの共重合ゴムをEPM,これに第三成分としてジエンモノマーを加え三元共重合…

塩化ニトロシル (えんかニトロシル) nitrosyl chloride

改訂新版 世界大百科事典
化学式NOCl。図に示すような折れ線型構造をなす。一酸化窒素NOと塩素Cl2を活性アルミナ触媒上で40~50℃で直接反応させ,ドライアイス-アセトン浴で冷…

ツィーグラー(Karl Ziegler) つぃーぐらー Karl Ziegler (1898―1973)

日本大百科全書(ニッポニカ)
ドイツの高分子化学者。チーグラーともいう。カッセル近くのヘルザに生まれる。1920年マールブルク大学を卒業後、同大学、フランクフルト大学、ハイ…

イソニトリル isonitrile

改訂新版 世界大百科事典
カルビラミンcarbylamine,またはイソシアン化物isocyanideともいう。イソシアン基-N=Cが炭化水素基Rに結合した化合物の総称で,一般式はR-NCで示…

電気陰性度 (でんきいんせいど) electronegativity

改訂新版 世界大百科事典
化学結合状態にある原子が,その原子の結合に関与している電子を引きつける度合を表す尺度で,値が大きいほど電子をよく引き寄せる。異なる原子A,B…

煤煙 (ばいえん)

改訂新版 世界大百科事典
不完全燃焼で発生する炭素分やタール分を含む大気汚染物質の総称。とくに石炭の燃焼によって発生し,この場合には石炭中の硫黄分による硫黄酸化物が…

ベルトロ Pierre Eugène Marcellin Berthelot 生没年:1827-1907

改訂新版 世界大百科事典
フランスの化学者。有機合成化学や熱化学の体系化に重要な貢献をした。医者の子としてパリに生まれた。成績優秀であったにもかかわらず,エコール・…

ラジカル捕そく剤 ラジカルホソクザイ radical scavenger

化学辞典 第2版
遊離基捕そく剤ともいう.熱,光,あるいは放射線化学反応などにおいて,その反応に対する遊離基の寄与を調べる目的で反応系に加えられる物質をいい…

硫化アンチモン (りゅうかアンチモン) antimony sulfide

改訂新版 世界大百科事典
目次  三硫化二アンチモン  五硫化二アンチモンアンチモンと硫黄の化合物で,アンチモンの酸化数ⅢとⅤの化合物が知られる。三硫化二アンチモン化…

発光ダイオード はっこうダイオード light-emitting diode; LED

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
半導体の p-n接合などに順方向電流を流したとき,化合物によって異なる波長の光を出すダイオード。LEDと略記する。p型領域(→p型半導体)から n型領…

マイスナー効果 マイスナーこうか Meissner effect

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
超伝導の磁気的性質を特徴づける現象。超伝導体を弱い磁場中で冷却してゆくとき,超伝導転移温度 (臨界温度) 以下では磁束が超伝導体の外へ追出され…

炭素 たんそ carbon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
元素記号C,原子番号6,原子量 12.0107。周期表 14族,炭素族元素に属する。天然には単体としてダイヤモンド,黒鉛 (→石墨 ) ,無定形炭素などの3種…

脱水 だっすい dehydration

日本大百科全書(ニッポニカ)
単に物質に混在している水分を除く場合と、化合物中からH2Oに相当する部分を奪い去ることとの両意に用いられる。混在水分の除去は乾燥であり、気体、…

デュマ Jean-Baptiste-André Dumas 生没年:1800-84

改訂新版 世界大百科事典
フランスの化学者。中央技術工業学校創立者の一人。アカデミー・デ・シアンス会員。初め薬学を学び,医学・生理学的研究も行った。研究の大部分は184…

発色団 (はっしょくだん) chromophore

改訂新版 世界大百科事典
芳香族化学,とくに染料の発色に関し,1876年にウィットOtto Nikolaus Witt(1853-1915)が提唱した概念。彼は有機化合物が色をもつためには,第1に…

水酸化スズ すいさんかすず tin hydroxide

日本大百科全書(ニッポニカ)
スズの水酸化物。酸化数ⅡとⅣのスズの化合物が知られている。(1)水酸化スズ(Ⅱ) Sn(OH)2式量152.7。スズ(Ⅱ)塩の水溶液は、酸を加えないと加水分解して…

電子論 デンシロン electronic theory, electron theory

化学辞典 第2版
有機電子論,有機電子説ともいう.有機化合物の電子密度や電子の動き方などによって,有機化合物の反応や性質を統一的に解釈しようとする理論.R. Ro…

半田ビーズ

知恵蔵
直径1万分の2mmで、中に鉄化合物を含むプラスチック製の特殊なビーズ。その磁性を利用して物質の中から特定のタンパク質だけを取り出すことができる…

巨大分子 きょだいぶんし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
(1) giant molecule 化学結合 (水素結合を含む) によって無限個数の原子の1つの集団,すなわち1つの分子ができるとき,その原子の集団を巨大分子と…

スベドベリ Svedberg, Theodor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1884.8.30. バルボ[没]1971.2.26. ストックホルムスウェーデンの化学者。ウプサラ大学に学び,のち同大学教授 (1912) ,および物理化学研究所所…

スルフィド するふぃど sulfide

日本大百科全書(ニッポニカ)
一般式R-S-R′(R、R′は炭化水素基)で示すことができる化合物の総称。チオエーテルともいう。メルカプタン(チオール)R-SHに、アルカリの存在でハロ…

超磁歪 ちょうじわい giant magnetostriction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
磁性体に磁場を与えたときにその寸法が変化する現象を磁歪 (じわい) と呼び,磁歪の大きさが従来材料の 1000~1万倍もあるような新合金の示す現象を…

フォトクロミズム photochromism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ある種の化合物の色が,光をあてることによって可逆的に変化する現象。一般に,光照射により光化学反応(→光化学)を起こし,分子構造の変化を伴う。…

人工結晶 じんこうけっしょう artificial crystal

日本大百科全書(ニッポニカ)
天然に産出する結晶である鉱物と同一の化学組成および構造をもつ結晶を人工的に合成したもの。人工鉱物artificial mineralともいう。ただし、金属、…

テルル化カドミウム テルルカカドミウム cadmium telluride

化学辞典 第2版
CdTe(240.01).TeとCdの溶融のほか,水溶液中でCdCl2とH2Teとを反応させるか,Al2Te3とCd塩との反応などで得られる.H2 中で昇華精製できる.黒褐色…

薄層クロマトグラフィー ハクソウクロマトグラフィー thin layer chromatography

化学辞典 第2版
略称TLC.クロマトグラフィーの液体の保持体となる微粒固体物質を薄膜状に成形して行うクロマトグラフィーをいう.酸化カルシウム,酸化アルミニウム…

クロロメチル化 クロロメチルカ chloromethylation

化学辞典 第2版
芳香族化合物に無水塩化亜鉛の存在下でホルムアルデヒドまたはその誘導体と塩化水素とを作用させ,クロロメチル基ClCH2-を導入する反応.C6H6 + CH2…

セメンタイト せめんたいと cementite

日本大百科全書(ニッポニカ)
鉄と炭素との化合物(Fe3C)はセメントのように硬いので、セメンタイトとよばれてきた。斜方晶系に属する結晶であり、融点は1250℃、比重7.4、ビッカ…

ガスクロマトグラフィー gas chromatography

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
移動相に気体を用いるクロマトグラフィー。 GCまたは GLC (気液型) と略記。固定相には液体を用いる場合と固体を用いる場合があり,前者を分配型 (気…

重金属汚染 じゅうきんぞくおせん pollution by heavy metals

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
水銀,ニッケル,鉛,カドミウム,クロム,亜鉛,バナジウム,ベリリウム,マンガンなど重金属による環境汚染。重金属はそれぞれある特定の状態で人…

立体障害 りったいしょうがい steric hyndrance

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
(1) 反応の立体障害 ある分子が試薬と反応するとき,分子の反応中心に分子内の他の原子が近接しているために,試薬分子が反発を受けて,反応速度が…

化学結合 かがくけつごう chemical bond

日本大百科全書(ニッポニカ)
概説分子種内での原子あるいはイオンの結び付きをいう。いくつかの原子あるいはイオンが引き合って集まり、分子、多原子イオンあるいはイオンの集合…

干渉現象【intereference phenomenon】

法則の辞典
(1)(波動)光や音波など二つ以上の波動を重ね合わせたときに,相互の位相関係によって合成波の振幅が増加/減少したりする現象をいう. (2)(流体)…

ル・ベル Joseph Achille Le Bel 生没年:1847-1930

改訂新版 世界大百科事典
フランスの化学者。アルザスのペシェルブロンに生まれる。エコール・ポリテクニクに学び,バラールA.J.Balard(1802-76)の助手を勤めたのち,C.A.ウ…

アルソニウム塩 (アルソニウムえん) arsonium salt

改訂新版 世界大百科事典
アンモニウム塩やホスホニウム塩のヒ素類似体である(H4As)⁺X⁻およびその置換体(R4As)⁺X⁻の総称(Xは1価の陰イオン,Rはアルキル基またはアリール…

ビタミンピー【ビタミンP】

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典
水溶性のビタミン様物質のひとつ。フラボノイドのうちヘスペリジン、ルチン、ケルセチンなどの総称。壊れやすい性質をもつビタミンCの働きを助けるビ…

住友電気工業 すみともでんきこうぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
非鉄金属製造会社。1897年住友伸銅場として創業,1908年電力用ケーブル(→電線)の製造を開始。1911年住友電線製造所を設立,1920年株式会社に改組。…

メソ形 メソがた meso form

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
同一分子内に互いに対掌的構造の関係にある2個の不斉中心をもっていて,この立体配置のために旋光性が分子内で消却されて光学的に不活性な化合物をメ…

機能性高分子 きのうせいこうぶんし fine polymer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
高分子化合物は汎用 (はんよう) 性高分子として合成繊維,合成樹脂,合成ゴムなどに使用されている。これに対して少量しか使われず特殊な機能を持つ…

塩化ビニリデン えんかビニリデン vinylidene chloride

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
エチレンの同一炭素原子に結合している2個の水素原子が塩素原子により置換された化合物 CH2=CCl2 のこと。一般に CH2=C< をビニリデン基という。…

電子移動反応 デンシイドウハンノウ electron transfer reaction

化学辞典 第2版
電子が移る反応のこと.酸化還元反応,電子伝達系と同じ.たとえば,次の反応,   [Fe(CN)6]3- + [Fe(CN)6]4- → [Fe(CN)6]4- + [Fe(CN)6]3-…

アルギニンリン酸 アルギニンリンサン arginine phosphoric acid

化学辞典 第2版
N-phosphonoarginine.C6H15N4O5P(254.19).昆虫などの無脊椎動物の筋肉中に存在する高エネルギーリン酸化合物で,高等動物におけるクレアチンリン酸…

環鎖互変異性 カンサゴヘンイセイ ring-chain tautomerism

化学辞典 第2版
環状構造と鎖状構造が互変異性関係にある化合物にみられる現象.代表例は図にみられる還元糖(アルドースおよびケトース)のように,鎖状構造とα-およ…

プロントジル ぷろんとじる prontosil

日本大百科全書(ニッポニカ)
サルファ剤開発の先駆となった化合物。橙赤(とうせき)色の色素で、プロントジル・ルブルム(プロントジル赤)ともいう。1935年に、ドイツのバイエル…

クロモン くろもん chromone

日本大百科全書(ニッポニカ)
酸素複素環式化合物の一種。ベンゼン環とピラン環が縮合した構造のケトンであるので、ベンゾ-4-ピロンともいう。香料であるクマリンの異性体である。…

グリース(Johann Peter Griess) ぐりーす Johann Peter Griess (1829―1888)

日本大百科全書(ニッポニカ)
ドイツの有機化学者。工業都市カッセルに生まれる。ドイツの大学や工場を転々としたが、1858年マールブルクのコルベの研究室で、アミノ基を含む芳香…

半導体素子 はんどうたいそし semiconductor device

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
半導体を素材としてつくられた回路素子。材料としては,シリコン (→ケイ素 ) やゲルマニウムのほかに,ヒ化ガリウム,リン化ガリウム,硫化カドミウ…

プレログ Prelog, Vladimir

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1906.7.23. サラエボ[没]1998.1.7. チューリヒスイスの化学者。プラハ工業大学で工業化学を専攻,1935年以来ザグレブ大学で研究。第2次世界大戦…

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群馬県のマスコットキャラクター。人間だと7歳ぐらいのポニーとの設定。1994年の第3回全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいピック群馬大会)で「ゆうまちゃん」として誕生。2008年にぐんまちゃんに改名...

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